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天皇陛下の眠り方 快眠セラピストが「理想的です」と評価

2010年、テニスをプレーなさるお二人(共同通信社)

 12月で85歳を迎える天皇は、現在でも年間約200件にのぼる公務をこなす。一昨年、生前退位のお気持ち表明の際に「高齢による体力の低下を覚えるように」なったことを述べられたが、退位を5か月後に控えた今も変わらず矍鑠(かくしゃく)としたその佇いは活力に満ちている。天皇の日常を知る人々の言葉に耳を傾けると、その“健康習慣の秘密”が垣間見える──。

「眠り方」にも、天皇の健康の秘密が隠されている。天皇の1日は、午前6時の起床に始まるが、前日は何時頃に就寝するのか。

「23~24時前後に就寝されることが多いようです。陛下は夕食を召し上がった後、翌日の公務やご自身の研究のために書き物や読み物などに時間を費やされます」(宮内庁関係者)

 睡眠時間は「平均6~7時間」ということになる。快眠セラピストの三橋美穂氏は、「理想的です」と語る。

「最適な睡眠時間には個人差がありますが、共通しているのは『寝不足も寝過ぎも悪い』ということ。中高年に多いのが、睡眠時間が長すぎて、かえって“質的な睡眠不足”を引き起こしてしまうケースです。睡眠の大切な役割である体内細胞の修復機能などが阻害されてしまう上、日中の活動にも悪影響が出てしまいます」

 昭和天皇は昼食後の「午睡」を日課としていたが、今上天皇にはそうした習慣はないという。

「昼寝は30分間ほどであれば効果があるといわれていますが、それ以上寝てしまったり、夕方以降にうたた寝してしまうと、夜間の安眠を妨げかねません。日中はお昼寝をせずにしっかりと活動されて、夜間に6~7時間きっちり睡眠をとられるというのは、理想的な睡眠法だといえます」(三橋氏)

 質の良い眠りには「寝具」も重要だ。別の宮内庁関係者によれば、「陛下は布団ではなくベッドで寝られている」という。前出・三橋氏の指摘だ。

「部屋の中の埃は床上30センチくらいの空間に滞留しています。布団では就寝中の呼吸により埃が体内に入りやすい。埃をたくさん吸い込むと寝ている間のエネルギーが埃からの防御に使われてしまいます。ベッド上のきれいな空気の中で寝たほうが、疲労回復につながりやすいのです。ご高齢の方ほど、ベッドで寝ることをお勧めしています」

※週刊ポスト2018年12月14日号

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