記事

米FRB、市場との対話巡るウォール街の評価が低下


[サンフランシスコ 30日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀が30日公表したプライマリーディーラーへの四半期調査報告によると、米連邦準備理事会(FRB)の市場との対話に対するウォール街の評価が10月はパウエル議長就任以降で最低となった。10月上旬に米国株が下落した要因となった発言により、評価が下がった。

調査は10月25日から29日にかけて実施。過去6─8週間にわたるFRBの市場との対話を5段階で評価するよう尋ねた。市場との対話が「効果的でない」なら0点、「効果的」であれば5点となる。

今回の調査で平均点数は3.57となり、7月中旬に実施した前回調査の3.87から低下。パウエル議長就任後初めての4月の調査では3.82となっていた。

パウエル議長は10月3日、政策金利は恐らく中立金利から「大きく離れた」水準にあると指摘した。一方で議長は8月には、政策判断の材料として中立金利に依存し過ぎると誤った判断に結び付く可能性があるとしていた。こうした相反する発言が、評価が下がる一因となった。

調査報告は「数社のディーラーは、FRB当局者からの最近の発言を明確と評価した。だが数社は、金融政策について伝える上で中立金利が果たす役割と中立金利自体についての最近の対話を、不明確もしくは過去のFRBの対話と一貫していない場合がある、と受け止めた」とした。

FRBのパウエル議長と他の当局者は11月には、タカ派との認識を一蹴しようと試みた。パウエル議長が今週、利上げペースを緩める姿勢をにじませたことを受け、株式相場は上昇した。

それでもパウエル議長が率いるFRBへの評価はこれまでのことろ、イエレン前議長が指揮した期間中よりも高い。2015年10月にイエレン氏の指揮下でFRBが超低金利局面から利上げサイクルへの移行を図った際には、平均の評価点数は前議長の就任期間で最低の2.27となった。

次回のプライマリーディーラー調査報告は来年2月に公表される。

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    コロナはインフルエンザ程度?インフルエンザで死ぬかと思った24歳の時の話

    かさこ

    08月01日 09:14

  2. 2

    新型コロナ感染者数が過去最多も 病院のひっ迫状況を強調するだけの尾身茂会長に苦言

    深谷隆司

    08月01日 17:19

  3. 3

    「日本人の給料はなぜ30年間上がっていないのか」すべての責任は日本銀行にある

    PRESIDENT Online

    08月01日 16:13

  4. 4

    五輪の「祝賀モード」は選挙で政権に有利になるのか?減り続ける菅総理のポスターと自民党の焦り

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

    08月01日 11:04

  5. 5

    バッハ高笑い!?東京五輪「やってよかった」が77%も!

    女性自身

    08月01日 08:42

  6. 6

    資格と能力は違う?資格や履歴書が充実していても使えない人材多い日本

    ヒロ

    08月01日 11:28

  7. 7

    こういう五輪中止の可能性

    krmmk3

    08月01日 15:19

  8. 8

    横浜市長選に立憲民主党等が擁立する候補予定者の適格性が問題視されるという異常な事態

    早川忠孝

    08月01日 22:01

  9. 9

    次の総選挙結果は「与野党伯仲」ー〝真夏の白昼夢〟を見た/8-1

    赤松正雄

    08月01日 08:31

  10. 10

    「400店舗から27店舗に」"絶滅危惧種"だったドムドムを黒字化した"元専業主婦社長"の実力

    PRESIDENT Online

    08月01日 10:35

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。