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「1on1ミーティング」“わかっているつもり”の親子にこそ勧めたい - 小川大介

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ビジネスで注目されている1on1ミーティング
その目的は?

 近ごろ、多くの企業で取り入れられている「1on1ミーティング」。1on1ミーティングとは、上司と部下が週に1回など定期的に1対1で行うミーティングのことで、アメリカのシリコンバレーから始まり、日本ではヤフーがいち早く取り入れたことで話題になりました。

 1対1のミーティングというと、業績面談のように感じられますが、面談と大きく違うのは、対話に重点を置いているところです。業績面談は、目標を達成したかどうかや、プロジェクトが順調に進んでいるかなど仕事の話が中心となりますが、1on1ミーティングでは、いきなり仕事の話には入りません。

 このミーティングの目的は、部下の話を聞くことです。雑談や趣味の話などから入り、部下が話しやすい雰囲気をつくり、そこから少しずつ仕事の話に触れ、最近仕事で困っていることや社内で気になること、今の仕事に対する思いやこれから挑戦したいことなどを聞いていきます。

 こうして、上司と部下が1対1でコミュニケーションをとることで、お互いの意志を確認し合ったり、誤解に気づいたりして、社内の風通しをよくします。また、部下が持つポテンシャルを引き出すことで、組織にプラスをもたらします。

 1on1ミーティングは、ビジネスだけに有効とは限りません。実は子育てにおいても、とてもよい効果をもたらします。

 親子なのにミーティング? と思うかもしれませんね。でも、親子だからこそ意識的に取り入れてほしいのです。

お子さんとちゃんと話をしていますか?

「宿題はやったの?」

「もう何時だと思っているの! 早く寝なさい!」

 どの家庭でも日常的に繰り広げられる光景ですね。子どもには規則正しい生活を送ってほしい、自分から勉強をする子になってほしいなど、親が望むことはたくさんあります。

 仕事をしながら子育てをしていると、毎日時間に追われ、親子の会話といっても、「ちゃんとやったの?」「あれはどうなった?」と確認するだけ。また、日々の生活を回していくことが優先され、「早く勉強しなさい!」「早く寝なさい!」と子どもに行動を押しつける言葉ばかり投げてしまいがちです。

 でも、それは対話ではありません。親は子どもと毎日顔を合わせているので、いることが当たり前になっていて、あえて子どもの話を聞こうとはしません。また、親子間でいけないのは、「親子だからわかるよね。感じとってね」「親子だからなんとなくわかるの」といった誤解です。

 親と子は、たとえ血がつながっていても、別の人格をもっています。親からすれば「このくらいできて当たり前」「こういう時はこうするもの」「こうなるべき」と思っていても、子どもにとってはそうではなかったり、ピンと来なかったりするものなのです。

 親子だから、いちいち言葉を交わさなくても“わかっているつもり”というのが、一番よくありません。だって、わかっていないことの方が多いのですから。それが積み重なって、親子関係が悪くなってしまうこともあります。

 一番近くにいる親子だからこそ、きちんと会話をして、相手の気持ちを知ることが大事です。「○○をやった?」「○○はどうなった?」といった会話は、内容のやりとりではつながっていますが、心の部分ではつながっていません。子どもが今考えていることや、やりたいことを日々の生活の中で聞いてあげていますか?

 そこで取り入れたいのが、先に触れた1on1ミーティングです。

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