記事

追加利上げ「間もなく」正当化、打ち止めも議論=FOMC議事要旨


[ワシントン 29日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が29日公表した11月7─8日の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で、追加利上げが「間もなく」正当化される公算が大きいとの見解で当局者らが一致したことが明らかになった。また利上げの打ち止め時期やその伝達方法を巡って議論が始まったことも分かった。

会合では、景気判断の重しになる材料として金融状況の逼迫や海外リスク、金利動向に敏感なセクターの減速兆候などが指摘された。

議事要旨によると、さらなる利上げが適切との見方を示した参加者数人は「利上げのタイミングは不確実になる」と指摘。利上げ姿勢の変化をどのように伝達するかを話し合った。

「多くの参加者は、今後いずれかの段階で声明の文言を調整し、今後の経済指標や政策見通しに重点を置くと伝えることが適切かもしれないという意見を述べた。それにより、景気動向によって柔軟にFOMCが対応する姿勢を示すだろう」とした。

政策金利が10年間にわたり実質ゼロだった時期から金利水準を正常に戻す政策を進める中で、これまでの声明では景気回復が続くために「さらなる段階的な利上げ」が適切との文言が必ずあった。こうした文言を削除することは、およそ四半期ごとに進めてきた利上げが打ち止めとなる可能性を示唆する。利上げは2019年末まで続くとみられていた。

FRBはまた、短期金利を今後どのように動かすかについても議論した。依然として大規模な水準であるFRBのバランスシートが最終的にどの程度縮小するかに影響する議論だ。

準備金が多い上、以前と比べてその用途が多様化しているため、参加者は「過剰準備金を活用する政策を導入する利点について話した」。準備金「不足」の状態で短期金利を動かす07─09年の金融危機前の手法に戻ることは難しいかもしれないとの意見が出た。現在の金融システムでは、FRBが一部の準備金の金利を払うことでフェデラルファンド(FF)金利を操作している。

*内容を追加しました。

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    格安スマホ業界にまで波及した価格破壊

    自由人

    06月19日 08:14

  2. 2

    「米国は病気」と罵りつつ、周庭さんは釈放…G7を敵に回した習近平政権の行き詰まり

    PRESIDENT Online

    06月19日 18:11

  3. 3

    菅原一秀氏から違法行為を強要されていた元秘書が「説明責任果たせ」と顔出し訴え

    田中龍作

    06月19日 22:04

  4. 4

    都民ファーストの不振ぶりが目立つ都議選 小池旋風が影を潜めた影響か

    早川忠孝

    06月19日 16:34

  5. 5

    世帯年収400~600万円のリアル「残業ありきの給料で毎日クタクタ」

    キャリコネニュース

    06月19日 18:44

  6. 6

    さらに活用が進む、つみたてNISA~2021年は買付金額が1兆円超えか~ - 前山 裕亮

    ニッセイ基礎研究所

    06月19日 08:55

  7. 7

    河井克行氏に「実刑判決(懲役3年)」の衝撃。もらう側の罪は?そして自民党の責任は

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

    06月19日 08:26

  8. 8

    少子化高齢化問題に悩む中国 「日本の経験を中国に伝えるのは意義がある」舛添要一氏

    舛添要一

    06月19日 10:36

  9. 9

    「正社員で20代を浪費したくない!」フリーター女性の叫びと、垣間見える不安

    キャリコネニュース

    06月19日 13:17

  10. 10

    東京の飲食店は来週月曜日からどう変わる?

    内藤忍

    06月19日 16:21

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。