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米経済の「亀裂」、来年のFRB主要課題になる可能性=地区連銀総裁


[セントルイス 27日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は、米経済成長に生じている可能性のある「亀裂」が、来年の連邦準備理事会(FRB)の金融政策を巡る討議を方向付けるとの見解を示した。

ブラード総裁はロイターとのインタビューで、「米経済情勢に亀裂が生じているかどうかが、今後FRBの主要課題の一つとなるだろう」と語った。

さらに「米経済が2019、20年に減速することに疑念はなく、FRBが現在のペースで利上げを継続することは一層困難となるだろう」とし、米経済成長が今後鈍化するとの見通しが「FRBが19年に対応していく基本的なシナリオとなる」と述べた。

今年の米成長率は3%を超えることが見込まれるなど、米国および世界経済にとってこの2年は「ばら色の状況」だったと指摘。

小規模な金融リスクは存在するものの、米経済および労働市場は堅調で、低水準にある失業率がインフレ高進を招くことは想定していないとした。

その上で「朗報が永久に続くことはない。潜在成長率が実際に1.8%であるなら、成長率は同水準近辺に回帰する」と語った。

2015年12月から始まった利上げサイクルによって、現在2─2.25%にあるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標はすでに中立水準、もしくはその近辺にあり、もはや支出や投資を促進する効果はないとの認識を示した。

FRBがすでにあらゆる予防的措置を講じてきたことを踏まえ、「われわれは何を制御しようとしているのかという疑問が頭をよぎる」と語った。

ブラード総裁は来年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。

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