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疑惑の火は消えず、安倍総理と暴力団の癒着問題「#ケチって火炎瓶」事件の続報=山岡俊介

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本誌が追っている安倍首相の選挙妨害・暴力団との癒着疑惑の続報をお届けする。SNSで「#ケチって火炎瓶」として注目を集めた「安倍晋三宅火炎瓶投擲事件」だ。(『アクセスジャーナル・メルマガ版』山岡俊介)

※本記事は有料メルマガ『アクセスジャーナル・メルマガ版』2018年11月26日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:山岡俊介(やまおか しゅんすけ)
1959年生まれ、愛媛県出身。神奈川大学法学部卒。零細編集プロダクションに2年半在籍し、29歳で独立。91年『週刊大衆』の専属記者を務めながら『噂の真相』『財界展望』などを中心に記事執筆。主な著書に『誰も書かなかったアムウェイ』『アムウェイ商法を告発する』(以上、あっぷる出版社)、『銀バエ実録武富士盗聴事件』(創出版)、『福島第一原発潜入記 高濃度汚染現場と作業員の真実』(双葉社)など。

アクセスジャーナルNO.457より、安倍晋三宅火炎瓶投擲事件の続報

【続報】安倍内閣が倒れるほどの重大疑惑

本紙スクープ、安倍首相重大疑惑「安倍晋三宅火炎瓶投擲事件」の追加情報をお届けする。

最後に報じたラジオ出演の報告から早くも1カ月近く経つので、本紙がなぜこの疑惑を、大手マスコミや野党が後追いすれば安倍内閣が倒れるほどの重大疑惑であると言っているのかを改めて簡単に解説しておこう。

安倍晋三首相の地元、山口県下関市で99年4月に行われた市長選挙で選挙妨害があった。地元の安倍事務所は、この選挙で安倍首相が推す江島潔氏(現・参議院議員)を当選させるため、以前から佐伯伸之秘書(当時。故人)と懇意で、安倍首相、昭恵夫人とも面識ある、暴力団にも通じる小山佐市氏にライバルだった古賀敬章氏(元代議士)への選挙妨害を依頼した。

しかし、選挙妨害を依頼した本当の理由は別にあったと思われる。

古賀氏は安倍首相とほぼ同い年で、保守系で、東大卒、県議2期、代議士1期務めていた。そのため、当時、代議士成り立ての安倍首相自身、古賀氏は自分の代議士の地位を脅かすと見て(2人は93年7月の衆議院選挙で共に同選挙区から初当選。当時は中選挙区。96年10月選挙で安倍首相は2選。この時、古賀氏は善戦するも落選)、古賀氏の政治生命を絶つことが最大の狙いだったと思われる。

SNSで「#ケチって火炎瓶」が拡散

この選挙妨害疑惑、確かに20年近くも前のものだ。

しかし、選挙妨害を依頼された前出・小山氏、安倍事務所の当時の筆頭秘書・竹田力氏(故人。元山口県警警視)が署名・捺印した選挙妨害の見返りを記した文書までもらっていたのに実行されないことから、約束を促すため、塀のなかで知り会った特定危険指定暴力団「工藤会」(福岡県北九州市)の組長に安倍氏の事務所、自宅に火炎瓶を投げ込むことなどを依頼

結局、その放火未遂事件で小山氏は13年服役するも今年2月出所。本紙・山岡に連絡して来て、6月にその証拠の文書を本紙は入手。

その結果、安倍首相自身が選挙妨害後の99年7月、小山氏と地元事務所で2人だけで密談し、そこで見返りの件を約束していたと思われることまで明らかになったのだ。

森友や加計疑惑には安倍首相自身は直に関与していないと思われる。しかし、こちらの疑惑は安倍首相が直に関与、しかも事は民主主義の基本である選挙妨害に関することだ。

しかも選挙妨害を依頼した相手は暴力団に繋がる、いまでいう反社会勢力に属する人物だ。

だから本紙はこの件を安倍首相重大疑惑と呼び追及しているわけで、ネット上で一時この件は「#ケチって火炎瓶」と騒がれたが、そんなケチな疑惑ではないのだ。

疑惑だらけの1999年下関市市長選挙

さて、前置きが長くなったが、追加取材の結果、実は小山氏、当時から安倍首相が解決を叫んでいた拉致問題に絡めて「古賀は北朝鮮生まれ。当選したら下関、否、日本が金王朝になる!」旨の虚偽、ヘイト丸出しのビラなどを単に撒くだけでなく、当時の古賀候補陣営の参謀を自分の側に寝返らせていた疑惑が浮上して来た。

さらには古賀氏が選挙で敗北後、この元参謀が見返りを得れないこともあり激怒、選挙妨害の仕切り役だった安倍事務所の前出・竹田筆頭秘書に対し恨み骨髄となり、何と小山氏に竹田氏の殺害を依頼していた疑惑も出て来た。

小山氏に「古賀は安倍代議士より頭がいい。市長に当選すれば、必ず衆議院選挙に出る。それで安倍代議士が負けたら我々にとっても大問題。古賀は北朝鮮生まれなので下関は朝鮮人化、古賀総理が誕生したら日本の国も危なく、拉致問題も増える。だから、どんな手を使っても古賀の政治生命を断絶してください」との旨、直に言ったのは佐伯秘書だった。

しかし、佐伯秘書はそれは「安倍代議士、竹田筆頭秘書、我々秘書全員の切願」とも語り、下関、日本を守るためと3~4度と説得され、また、電話で竹田筆頭秘書に選挙妨害依頼は佐伯秘書の独断ではないと確認したから引き受けたのだと小山氏は主張している。

しかし、ここで忘れてならないのは、当時から小山氏は佐伯秘書と懇意、安倍首相のパーティー券も買ってあげ、安倍氏と面識もあったものの、重大疑惑の99年下関市長選に安倍首相の推す江島氏、ライバル古賀氏と共に出ていた第3の候補・亀田博氏(現・下関市議。下関市議会市副議長)を一番支持して来ていた事実。

そこで安倍事務所側は小山氏に、江島氏ではなく、亀田氏(やはり保守系。自民党員)を当選させるためと騙してまで選挙妨害を依頼したようだ。

どうしても選挙妨害を成功させたかった?

そこまでして安倍事務所が小山氏に依頼したのは、そもそも佐伯秘書と懇意で顔見知り、しかも小山氏は当時、地元では凄腕の土地ブローカーとして事情通の間では有名(暴力団との関係も)で、選挙妨害という裏仕事でも、その組織・統率力でうまくことを運んでくれると思ったからだろう(小山氏は本紙・山岡のインタビュー取材の際、万一、選挙妨害で逮捕された場合、罪を被るつもりだったとも語っていた。以前の金融業時代には担保に覚せい剤を預かり、覚せい剤取締法違反=所持=で2度の前科もある)。

そこで小山氏は妨害ビラを撒くだけでなく、古賀陣営の参謀を寝返らせるべく、98年10月、当時、自分が経営していた「恵友開発」に参謀だったN氏に来社してもらい説明。以降、地元のクラブ、高級料理店で何度と親交を持ち、選挙前月の99年3月、小山氏の自宅で亀田候補同席のなか、ついに同意を得たという。

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