- 2018年11月26日 20:20
47歳童貞の人に「つきあおう」と書いたときの気持ち
1/2「47歳童貞だけどこの人生、結婚できずに終わるなってはっきり実感するようになった」という記事を書いた人に、「つきあおう」とコメントしたら少し炎上した。
47歳童貞だけどこの人生、結婚できずに終わるなってはっきり実感するように..
47歳童貞だけどこの人生、結婚できずに終わるなってはっきり実感するように..b.hatena.ne.jpあなたが風俗に行ったことがなくて、相手がどんな女性でもいいんなら、私とつきあおう(でも、きっと若くて可愛い女性がいいから絶望してるんだよね)
2018/11/25 21:33
「(でも、きっと若くて可愛い女性がいいから絶望してるんだよね)」は自虐の意味で書いたのだが、自虐や視野の狭さが偏見につながっていることを自覚したので、コメントを書いたときの気持ちを整理しておく。
童貞は美しい
最近、いろんなことがあって落ち込んでた。
家庭の事情で今住んでいる地域を離れられないので、働けない人対策を(その地域に)売り込みにいく方法を考えていて、「これ頑張ってやればいけるんじゃ?」ってのもあるんだけど、別の事柄でどよーんと落ち込んでて進んでない…。いきるのってつらいにゃ〜 でもそのうち頑張るにゃ〜 ばいばいきん
— ニャート (@nyaaatblog) 2018年11月19日
落ち込んでいたが、「自分が住む地域に大きな霊園があるので、ひきこもりシェアハウスを作って、お墓参り代行の仕事で生計を立ててもらうのはどうだろう」などのアイデア出しを心の支えに頑張って生きていこう、と若干立ち直ったところだった。
そんなときに、冒頭の記事を読んだ。
私は個人的に、童貞の人は美しいと思っている。
たぶんソープなどに行けば童貞でなくなるのだろうに、童貞という状態を保っている心持ちが好きだ。
風俗を利用する人、ましてや風俗で働く人を批判する気持ちは全くないが、自分のパートナーには風俗に行ってほしくないし、自分が男性で童貞だったとしてもたぶん行かない。
風俗の是非というより、単にストイックでシャイな人が好きなのだ。
(相反するが、女性への蔑視なしに肉欲に溺れる人というのも、それはそれで人間らしくて好きだ)
その点は人によって意見が分かれるだろうから、違う考えの人を批判する気持ちはない。
ともかく、この人が47歳まで童貞を保っている心持ちが好きだと思ったし、絶望しているのも気の毒だと思った。
(こうした的外れの共感が、上から目線の偏見と言われるのかもしれない)
ちょうど落ち込んでいたので、夜寝る前とかに少しの時間話せる相手がいたら、ずいぶん幸せなことだろうとも思った。
それで、衝動的に「あなたが風俗に行ったことがなくて、相手がどんな女性でもいいんなら、私とつきあおう」と書いた。
(「風俗に行ったことがない」と書いたのは、童貞の心持ちに惹かれたのだから仕方ない)
「アラフォー男性は同世代の女性を避けることが多い」
で、その後に「結婚」というワードに気づいて、この記事を思い出した。
40歳の男性がアプリで婚活する内容なのだが、35歳未満の女性を希望していた。
これを書いた人を悪く思う気持ちはないが、単純に悲しかった。
女性にとってどうにもならないのが「年齢」「子どもを持つためのタイムリミット」だ。
私は、自分が10代〜20代に戻っている夢をよく見る。
見ている最中に「私20代だっけ? やったー! いや、そんなことない、何歳だっけ、えっと……」と夢の中で年齢を数え、だんだんと意識が覚めて現実に戻っていくのが辛い。
(いちおう出産は可能だけど諸事情で)「子どもがほしい」という気持ちを長年かけてあきらめたので尚更辛い。
私には「アラフォー男性は同世代の女性を避けることが多い」という思い込みがあった。
子どもを持つためには仕方ない、分かる。だけど、女性側としては辛い。
そのことを思い出して、「(でも、きっと若くて可愛い女性がいいから絶望してるんだよね)」と付け足した。
男性が重視する「年齢」の条件を私は満たせません、という自虐の気持ちだった。