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米当局、メキシコ国境の検問所一時閉鎖 移民集団デモで混乱


[ティフアナ(メキシコ) 25日 ロイター] - 米国は25日、米カリフォルニア州と国境を接するメキシコ北西部のティフアナと米サンディエゴを結ぶ国境検問所を一時閉鎖した。

ティフアナに滞在する中米からの移民集団の一部が国境近くまでデモを行い、複数のグループがメキシコ警察を振り切って国境フェンスに向かうなどして混乱が起きたため、米税関・国境取締局(CBP)は検問所を一時閉鎖して警戒を強めた。米当局は催涙ガスを使用して対応した。

当局者らによると、閉鎖は数時間後に解除された。

米政府の一般調達局(GSA)によると、一時閉鎖されたサン・イーサイドロ国境検問所を横断する車両の数は1日当たり平均7万台で、歩行者は2万人に上り、陸路の国境検問所としては西半球で最も交通量が多い。

ティフアナでは、米国への難民申請を希望する多くの移民集団が滞在しており、移民収容所に入れない多くが屋外でのテント生活を強いられている。

メキシコ政府は、移民約500人近くが米国との国境を「乱暴」に越えようとしたが、その後は混乱が沈静化し、通常通りに国境管理が行われていると説明。米国に不法入国しようとすれば直ちに本国に送還すると警告した。

中米から米国を目指して北上する移民集団(キャラバン)について、トランプ米大統領はかねてより警戒感を強め、入国を阻止するための対策を強化してきた。メキシコ国境には米軍部隊を派遣しており、24日にはメキシコとの国境全体を閉鎖すると警告していた。移民集団の大半はホンジュラス出身。

ただ、25日に閉鎖されたのはティフアナとサンディエゴを結ぶ検問所のみにとどまり、混乱に対応したのはCBPや米国土安全保障省の関係者、地元警察などに限られたもようだ。

それでもなお、米ウィルソン・センターのメキシコ研究所のダンカン・ウッド所長は、検問所の閉鎖は「劇的な対応」で「何百万ドル」もの損失が生じることになると分析した。

トランプ大統領は24日、メキシコ国境の移民集団は難民申請が個別に米裁判所で認められるまでメキシコで待機するともツイートしたが、メキシコの次期政権は米国との間で合意は成立していないと否定した。

米国とメキシコの交渉担当者はこの件について25日に協議を行った。

*内容を更新しました。

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