記事

アングル:「OPEC減産説」に懐疑的な原油市場


[ロンドン 19日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)その他の産油国が供給過剰を防ぐため減産で合意するとの期待から、原油価格は先週の急落から持ち直している。しかし先物市場を見ると、投資家は減産合意が機能するかどうか、なお疑問視しているようだ。

北海ブレント油先物は、1月きり<LCOc1>が2月きり<LCOc2>を下回っている。期近が期先を下回る「コンタンゴ」は、投資家が供給過多を予想していることの反映だ。

1月きりは先週約5%下げて1バレル=65ドルを割り込んだ。

OPECとロシアなど産油国が2017年1月、原油価格押し上げのために減産で合意すると、在庫が減って原油先物市場は期近が期先を上回る「バックワーデーション」となった。これは供給不足の見通しを反映する形状だ。

バックワーデーションは17年の大半の時期と18年前半まで続いたが、米国の対イラン制裁による供給不足に対応するため、OPECその他産油国が増産で合意すると、コンタンゴに転じた。

以来、OPECは需給バランスを維持できることを市場に説得するのに苦労しており、先物市場は現在、7月以来で最大のコンタンゴとなっている。

国際エネルギー機関(IEA)の推計では、OPECが影響を及ぼせない米国などの生産急増により、来年は1年を通じて供給過多となる可能性がある。

供給過多を背景に現在、一部の原油現物価格は数年ぶりの安値に沈んでいる。この結果、ファンドマネジャーは北海ブレント油と米WTI原油先物<CLc1>の買いポジションをわずか8週間で50%も減らし、2017年半ば以来の最低水準としている。

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    リモート営業で絶対に使ってはいけないフレーズとその理由

    シェアーズカフェ・オンライン

    06月22日 08:31

  2. 2

    フランス人記者が菅首相の五輪めぐる答弁に憤り「私は日本国民のことを気にしている」

    ABEMA TIMES

    06月22日 10:32

  3. 3

    【プライムデー】、米国商戦夏の陣!Amazon Freshは地味にセールもエコシステムが拡大?

    後藤文俊

    06月22日 09:13

  4. 4

    「児童手当無し、高校無償化も対象外」高所得者への"子育て罰ゲーム"が少子化を加速

    PRESIDENT Online

    06月22日 09:33

  5. 5

    小中学生の観戦は止めるべし。満身創痍、痛々しいオリンピックになることは必至

    早川忠孝

    06月22日 17:54

  6. 6

    フェイク情報に騙されない教育とは:高校生の98%がネットで真偽を見誤る/米研究結果より

    ビッグイシュー・オンライン

    06月22日 08:18

  7. 7

    小池都知事が過労により静養 今週の公務は副知事が代理へ

    ABEMA TIMES

    06月22日 20:21

  8. 8

    「ウッドショックからウッドチェンジへ」林野庁の木材利用促進に違和感

    田中淳夫

    06月22日 10:21

  9. 9

    日本人はナゼ「貧乏になったこと」に気が付かないのか?

    内藤忍

    06月21日 14:24

  10. 10

    劇場不発?小池百合子知事も「中止」選択は取らず 東京五輪の次なる焦点は観客の有無

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

    06月22日 09:58

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。