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米最高裁長官、判事の独立性擁護 トランプ大統領に反論


[21日 ロイター] - トランプ米政権の難民抑制策を一時差し止めた連邦地裁判事をトランプ大統領が「オバマ系判事」と非難したことを受け、連邦最高裁判所のロバーツ長官は21日、連邦判事の独立性を擁護する声明を発表した。

これを受け、トランプ大統領もロバーツ長官に反撃した。

最高裁が発表した声明でロバーツ長官は「オバマ系やトランプ系、ブッシュ系、クリントン系といった判事はいない」と強調し、「判事の独立性に誰もが感謝すべきだ」と述べた。トランプ大統領には言及しなかった。

長官自身はブッシュ(子)元大統領に指名された保守派判事。最高裁長官がこうした声明を発表するのは異例だ。

長官の声明を受け、トランプ大統領はツイッターで「オバマ系判事は間違いなくいる。彼らは米国の安全に責任を持つ人々とは大きく異なる見地に立っている」と反論した。

トランプ政権の難民政策を巡っては、オバマ前大統領に指名されたサンフランシスコ連邦地裁のタイガー判事が19日、メキシコ国境からの不法入国者への難民資格付与を制限する大統領令を一時差し止める判断を示した。

これを受けてトランプ大統領は20日、「オバマ系判事の判断だ。こうしたことはこれ以上起こらない」と述べたほか、リベラル色が強いとされるサンフランシスコ連邦地裁についても「恥さらし」などと批判した。

同地裁はイスラム圏からの入国制限や幼少期に親と米国に不法入国した若者「ドリーマー」の強制送還を猶予する「DACA」プログラム廃止など複数の案件でトランプ政権に不利な判断を示している。

トランプ大統領は21日にも同地裁について「国民の安全について何も知らない判事が司法アクティビズムによって国を大きな危険にさらしている」とあらためて批判。同地裁の管轄区域は「広すぎる」として分割を主張した。

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