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今回は、捜査の密行性が完璧に保たれたようだ

1週間あまり国内の新聞に目を通すことが出来なかったが、この1週間の動きは実にめざましい。

朝日新聞を始め、最近は新聞を軽んじる風潮があって、私もついその風潮に乗せられて新聞記事を熟読しなくなっていたのだが、結構日本の新聞にはいい記事が載っている。

丁寧に読み解けば、色々なことが分かってくるものだが、さすがにカルロス・ゴーン氏についての強制捜査や身柄拘束の話は事前にはどこにも漏れていなかったようである。

もう何ヶ月も前から水面下で周到な捜査が続けられていたということだろう。

大物政治家が絡んでいる政治資金規正法上の収支報告書の虚偽記載や不審な政治資金の流れ、さらには胡散臭い人物との交友関係や支援者に対する便宜供与疑惑などについては、週刊誌やスポーツ紙が書き立てたり、テレビが報道するものだから、捜査当局が動き出す頃には、大抵の重要書類は破棄されたり、あちらこちらに散逸しており、結果的に検察は必要な証拠書類を入手できずに事件が潰れてしまうことがあるのだが、今回の検察当局の動きは実に見事だ、と言っていいだろう。

カルロス・ゴーン氏がいつ、何時に羽田空港に到着するかということを知った上で、どこでカルロス・ゴーン氏の身柄を確保すれば、カルロス・ゴーン氏やゴーン氏の弁護士やマスコミ、さらにはフランス政府や日本の外務省当局等に検察の動きを知られないで済むか、などといったことを検察当局が周到に計算した形跡がある。

最終的にどう決着つくのか分からないが、とにかくここまでは検察当局はよくやった。

さて、官邸は、今回はどう動くのだろうか。

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