講演会 横浜港運協会長「私は港を守る」 カジノ反対 /神奈川https://mainichi.jp/articles/20181116/ddl/k14/040/216000c
横浜港の関連事業者約250社でつくる横浜港運協会の藤木幸夫会長(88)が14日、「世界の横浜・港の将来構想とカジノを考える」と題した講演会を横浜市内で開いた。市民団体の交流組織「かながわ生活相談ネットワーク」が主催し、約160人が集まった。
横浜港運協会の藤木会長って、まだこんなこと言ってるんだと思いながら興味深く報道を拝見したのですが、記事をよく見てみると本イベントを主催したのは市民団体の「かながわ生活相談ネットワーク」という組織であるとのこと。ちなみに「かながわ生活相談ネットワーク」というのは、こういう組織です。
かながわ生活相談ネットワーク 活動組織https://www.sodankanagawa.com/%E6%B4%BB%E5%8B%95%E7%B5%84%E7%B9%94/
2016/4/12 現在 (五十音順)
NPOかながわ総研川崎くらしの相談センター (リンク)経営サポートセンター協同組合 (リンク)日本共産党国会議員団神奈川事務所日本共産党国会議員団南関東ブロック事務所日本共産党神奈川県後援会年金者組合鶴見支部NPO法人ふれあい友の会よこはま健康友の会ヨコハマ相談センター横浜市社会保障推進協議会
これはナントモご立派な活動内容ですね。一方で、当該団体が今回主催したイベントに登壇した藤木幸夫氏はというと、いわずと知れた「ハマの首領(ドン)」として非常に御高名な御仁でありまして、DeNAベイスターズによる横浜スタジアム買収の時にも、当初「ベイは出ていけ!」と言い放ち有名になりました。以下、exiteニュースからの転載。
「ベイは出ていけ!」ハマスタ会長"横浜のドン"藤木幸夫のキナ臭すぎる素顔https://www.excite.co.jp/news/article/Cyzo_201112_post_9279/
同スタジアムを運営する株式会社横浜スタジアムは横浜市との第三セクターであるが、その会長を務める藤木幸夫氏とはどのような人物なのか。
「横浜で藤木企業という港湾荷役会社を経営しており、地元政財界に対して陰に陽に影響力を持つ"横浜の首領(ドン)"ともいえる人物。父親の幸太郎氏は横浜の港湾荷役に功労のあった人物ですが、稲川会系埋地一家の初代総長でもあります。港湾荷役とヤクザは切っても切れない関係ですが、幸夫氏本人も故・田岡一雄氏(山口組三代目組長)を尊敬してやまないと公言しているほど。実際、暴力団幹部との交友も取り沙汰されていますしね。横浜の利権が絡む話には必ず登場する。横浜・開国博Y150が大失敗に終わったのは、予算の相当部分が藤木企業に流れたからというウワサもあります」(地元メディア関係者)
事実、藤木氏が横浜市の港湾行政で不明朗な利益を得ていたことをうかがわせる例は数多い。その一つが、藤木氏が会長を務める(当時は副会長)社団法人「横浜港湾振興協会」が横浜市から委託されて行っていた横浜港大さん橋の国際客船ターミナル管理業務が、外部監査で「不適切」と判断されたケースだ。
こういうプロファイルを持つ方が横浜IR構想に「反対」を表明する目的というのは、一目瞭然と言いますか、「私は港を守る」とか言っちゃってること自体が薄ら寒いわけですが、そういう方ですら「カジノ反対」という共通項で手を結ぶ、と。なんともご立派な活動であります。