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- 2018年11月18日 10:00
負けないビジネス
ビジネスで他人が追随できない領域に行くと圧倒的強みでビジネスゲームの勝者になれます。ではどうやったらなれるのでしょうか?起業を目指している人、すでにビジネスを運営している人皆が考えるテーマです。今日はここを考えてみましょう。
商店街が廃れ始めたのは今から20-30年以上前です。なぜかといえば大店舗法や大資本の小売店舗がパパママショップを追いやったというのが表向きの理由です。あの頃、多くの商店街主はそれら大資本の企業に食って掛かりましたが結局、その力及ばず、シャッターを閉じたところが多かったのが現実です。
人は文句は言えます。しかし、自分が環境に対応しようという努力は極力したくない、ということがもっと大きな背景にあります。一種の既得権です。何年、何十年もかけてこのビジネスをやってきたのにあたかも外来種にあっさりやられることなど許せないというわけです。
ですが、本当に起きたのは顧客のためにより便利で、より安く、楽しいショッピングができることを提供したのが大企業で商店街はそれにうまく対応できなかったということではないでしょうか?この議論ではダーウィンの進化論と同じで「淘汰」以外の何物でもなく、環境にうまく適応できたものだけが生き残るという現実はビジネスの社会でも全く同じなのです。
北区十条の十条商店街は今でも大活況ですが、なぜかといえばあり得ない価格で商品を提供する店がずらりと並ぶからでしょう。手書きの30円とか50円といった値札があちらこちらの店にあり、行列をなす店が目立ちます。大資本の店が絶対に勝てないビジネススタイルを築いたといえるでしょう。同様に御徒町のアメ横が今でもなぜ、歩けないほど込み合うのかといえばエンタテイメントのような気にさせ、店員との駆け引きが楽しいからでしょう。「まけてよー」と普通に言えるのが楽しいのです。
シアトルのパイクプレースマーケットにある一軒の魚屋には人垣が絶えません。それは売れたサーモンを店員から店員に掛け合いの威勢の良い声とともにポイと投げ、それも見事にキャッチするアメリカならではのショーがあるからです。決して安いとは思えないその値付けでも客は喜んで買っていきます。
世の中批判する人は多くいます。食べ物を投げるなんてとんでもないとか、こんなに安い商品には絶対に裏がある、という手合いです。ですが、ビジネスにおいて全員が潜在顧客になることはあり得ません。ターゲットマーケティングを行い、特定収入層や家族構成層を狙い、ファン層を確保するのです。人口の1%の顧客をつかめば他に追随者がいなければそれでもビジネスになるのです。
秋葉原はいろいろな意味で有名ですが、あの街は私があえて言うなら「おたく感」が半端でないところに面白みがあります。もともとは電気製品の部品を扱う街工場の店舗版のようなところでした。そのユニークさを引き継いでメード喫茶の発祥となり、AKB劇場もそこにできました。今でもアキバに行くと店も個性一杯ですが、歩いている人も二癖も三癖もある人ばかりで他とは一線を画する面白さがあります。
今、年金では暮らせないという切実な問題を抱えた人が多いようです。私が法律も秩序も無視できるならリバースモーゲージを提供するというオファーをしてみたいと思います。既存のローンを銀行から買い取り、当方の根抵当のローンの切り替えたうえで限度額と平均余命を再計算しに月々いくらというお金を生活費として提供、当人が止める、ないし、お亡くなりになった際に当該不動産を引き取り処分、精算するという切り口があると思います。ハードルは多いのですが、こういったアイディアはいくらでも、それこそ、作曲家が曲を作るように無尽蔵に湧いてくるのです。
私が若ければ今、絶対にやりたいビジネスは住宅の「スマートキー」ビジネスです。北米にいると皆さん、キーホールダーに目いっぱいカギをつけている人が多いことに気が付くはずです。そんなキーホールダーをスーツのポケットに入れていてポケットに穴が開いたと嘆いた人も多いでしょう。現代社会でなんでカギは鍵穴に入れて回さねばならないのか、疑問に思わなかったのです。カギ穴がないカギ、日本ではすでに何種類も出ていますが、海外ではまだ普及していません。私が若ければこれをやりたいですね。
負けないビジネスとは他人が入り込めない圧倒的アイディアと「そんなのもの、成功するわけないじゃないか」と言われる中で需要をつかむこと、これに尽きると思います。
日本人は元来、アイディアマンが多いはずです。ちょっと工夫すれば面白いものをいくらでも作り出せます。それをビジネスラインに乗せることが下手なのも日本人。是非ともここを克服して「やっぱ日本人は違うねぇ」と言わせてみたいのです。その点からすると私は豊臣秀吉型かもしれません。(笑)
では今日はこのぐらいで。
商店街が廃れ始めたのは今から20-30年以上前です。なぜかといえば大店舗法や大資本の小売店舗がパパママショップを追いやったというのが表向きの理由です。あの頃、多くの商店街主はそれら大資本の企業に食って掛かりましたが結局、その力及ばず、シャッターを閉じたところが多かったのが現実です。
人は文句は言えます。しかし、自分が環境に対応しようという努力は極力したくない、ということがもっと大きな背景にあります。一種の既得権です。何年、何十年もかけてこのビジネスをやってきたのにあたかも外来種にあっさりやられることなど許せないというわけです。
ですが、本当に起きたのは顧客のためにより便利で、より安く、楽しいショッピングができることを提供したのが大企業で商店街はそれにうまく対応できなかったということではないでしょうか?この議論ではダーウィンの進化論と同じで「淘汰」以外の何物でもなく、環境にうまく適応できたものだけが生き残るという現実はビジネスの社会でも全く同じなのです。
北区十条の十条商店街は今でも大活況ですが、なぜかといえばあり得ない価格で商品を提供する店がずらりと並ぶからでしょう。手書きの30円とか50円といった値札があちらこちらの店にあり、行列をなす店が目立ちます。大資本の店が絶対に勝てないビジネススタイルを築いたといえるでしょう。同様に御徒町のアメ横が今でもなぜ、歩けないほど込み合うのかといえばエンタテイメントのような気にさせ、店員との駆け引きが楽しいからでしょう。「まけてよー」と普通に言えるのが楽しいのです。
シアトルのパイクプレースマーケットにある一軒の魚屋には人垣が絶えません。それは売れたサーモンを店員から店員に掛け合いの威勢の良い声とともにポイと投げ、それも見事にキャッチするアメリカならではのショーがあるからです。決して安いとは思えないその値付けでも客は喜んで買っていきます。
世の中批判する人は多くいます。食べ物を投げるなんてとんでもないとか、こんなに安い商品には絶対に裏がある、という手合いです。ですが、ビジネスにおいて全員が潜在顧客になることはあり得ません。ターゲットマーケティングを行い、特定収入層や家族構成層を狙い、ファン層を確保するのです。人口の1%の顧客をつかめば他に追随者がいなければそれでもビジネスになるのです。
秋葉原はいろいろな意味で有名ですが、あの街は私があえて言うなら「おたく感」が半端でないところに面白みがあります。もともとは電気製品の部品を扱う街工場の店舗版のようなところでした。そのユニークさを引き継いでメード喫茶の発祥となり、AKB劇場もそこにできました。今でもアキバに行くと店も個性一杯ですが、歩いている人も二癖も三癖もある人ばかりで他とは一線を画する面白さがあります。
今、年金では暮らせないという切実な問題を抱えた人が多いようです。私が法律も秩序も無視できるならリバースモーゲージを提供するというオファーをしてみたいと思います。既存のローンを銀行から買い取り、当方の根抵当のローンの切り替えたうえで限度額と平均余命を再計算しに月々いくらというお金を生活費として提供、当人が止める、ないし、お亡くなりになった際に当該不動産を引き取り処分、精算するという切り口があると思います。ハードルは多いのですが、こういったアイディアはいくらでも、それこそ、作曲家が曲を作るように無尽蔵に湧いてくるのです。
私が若ければ今、絶対にやりたいビジネスは住宅の「スマートキー」ビジネスです。北米にいると皆さん、キーホールダーに目いっぱいカギをつけている人が多いことに気が付くはずです。そんなキーホールダーをスーツのポケットに入れていてポケットに穴が開いたと嘆いた人も多いでしょう。現代社会でなんでカギは鍵穴に入れて回さねばならないのか、疑問に思わなかったのです。カギ穴がないカギ、日本ではすでに何種類も出ていますが、海外ではまだ普及していません。私が若ければこれをやりたいですね。
負けないビジネスとは他人が入り込めない圧倒的アイディアと「そんなのもの、成功するわけないじゃないか」と言われる中で需要をつかむこと、これに尽きると思います。
日本人は元来、アイディアマンが多いはずです。ちょっと工夫すれば面白いものをいくらでも作り出せます。それをビジネスラインに乗せることが下手なのも日本人。是非ともここを克服して「やっぱ日本人は違うねぇ」と言わせてみたいのです。その点からすると私は豊臣秀吉型かもしれません。(笑)
では今日はこのぐらいで。
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