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misonoが始めた“前向き別居婚”は本当に良いことなのか?

(イラスト:おおしまりえ)

歌手のmisonoさん(34)が所属事務所であるエイベックス・マネジメントと契約を終了し、フリーになったと発表しました。

同時に、17年に結婚したロックバンドHighsideのドラマーNosukeさん(29)と事実婚から別居婚に切り替えたこともブログで公表。「これまでは、仕事もプライベートも“一緒に居られる努力”をして『misoNosuke』として、稼働してましたが。これからは、別行動となります(原文ママ)」と綴られていました。

あまりテレビで見かけることがなくなった彼女ですが、現在はアジア圏やアメリカなど世界各国を飛び回って積極的にイベント出演している様子。その多忙さは、彼女のブログに詳細かつハイテンションに綴られていますので、気になる方はぜひ……という感じです。

しかし別居婚については、実はあまり多く語られておりません。現在は彼と月イチ程度でしか会う予定がないらしく、連絡もほどんど取り合っていないようす。どこで何をしているかわからないと、なかなか2人の時間を捻出するのが大変なのでしょう。

2人の仲が今後どうなるかはわかりません。ただ実は最近、巷ではこの“前向きな別居婚”が世代を問わず増えています。しかし何組も別居婚を見てきて思うのは、『若い夫婦の理由なき別居婚はだいたいうまくいってない』ということ。その理由は何か、また年代ごとに何が違うのか。少し考えてみたいと思います。

■最近増える別居婚のカタチ

世代を問わず増える別居婚。そのカタチには共通点があります。

・共働きによる別居婚

最近よく見かけるのが、責任ある立場同士が仕事を続けるための別居婚です。単身赴任と似ているものになりますが、互いが主体的に仕事のため現在の住まいを選択している場合には別居婚といえるでしょう。筆者の周りでは、両者どちらも管理職以上のご夫婦にこのタイプの別居婚が増えています。お子さんがいる場合は、奥様側の家でいっしょに住んでいることが多いようです。

・ある程度暮らした結果、お互いを尊重するための別居婚

こちらは芸能人の間で増えています。ある程度夫婦生活を送った結果、もう一段心地よい関係を模索。結果として別居婚を選ぶというものです。先日亡くなられた女優の樹木希林さんと内田裕也さんご夫婦は、40年以上別居婚をしていたご夫婦として有名です。また“卒婚宣言”で世間を賑わせたタレントの清水アキラさんも、籍を抜かずに長野と東京に分かれて生活。これも別居婚の1つのカタチといえます。

別居婚を前向きに選択するタイプには、主にこの2つのパターンがあります。しかし別居婚が増えるとはいえ、上手くいっているご夫婦の多くは40代や50代。距離感がある程度できあがっているからこそ、続けられるように思います。

■若い世代の別居婚が難しい理由

いっぽう20代や30代の「忙しいから」「お互いやりたいコトを尊重して」など特段の理由がない別居婚も耳にはします(単身赴任など避けられない理由は別)。ただ、その後にはやはり離婚することも多いよう……。なぜかと考えると、こんな理由があると思うのです。

・1人でいるラクさが結婚を忘れさせる

若い夫婦の場合、結婚生活よりも一人生活のほうが長いことがほとんどです。たとえば7年一人暮らしした後に2年同棲。そして結婚して2年後に別居婚をした人の場合をみてみましょう。4年という2人の時間の長さに注目しがちですが、それでも一人暮らしの方が長い。そのため別居婚後はだんだん一人の快適さを思い出し、「もう戻らなくていいかも」と思い始めるものです。

・エネルギーが別のことに向きがちでフォローしきれない

また若い人はやっぱりエネルギーがあります。別居婚をして二人が同じ温度感で離れている……なんてことはありません。だいたい片方は戻りたいと思い、もう片方は別のことや人に気持ちを移す。なんてパターンはよくあります。そうなったとき一緒に住んでいないとフォローはどんどんできなくなり、離婚しようか……という結論に至るものです。

寝食をともにするという行為は、家族としてのカタチを保つための重要な行為。もちろんそれが難しいご夫婦を否定するつもりはありませんが、忙しくても生活時間帯がズレていても、気持ちが繋がっていなくとも、ただ寝食をともにするだけで繋がりが強まる部分はある……。別居婚のカタチを追いかけていくと、そう思うのです。

misonoさんが選んだ、独立とあわせた選択的別居婚。それが上手くいくか、いかないか。みなさんはどう考えますか?

(文・イラスト:おおしまりえ)

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