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免疫によるがんの予防 完全なる証明はされていません 健康食品はコストと自分への効果を考えて

昨日の記事にて、本当に免疫でがんが予防できるの、できたがんの拡がりを防ぐことはできるのか、などの質問をいただきました。回答します。

まず一言でまとめると「完全なる証明はされていません」。そして拡がりの防御は「ケースバイケース」です。多分いいと言えるレベル。

まず免疫力を高めるという定義が問題になります。それこそ笑いで免疫力アップの指標は血液中のNK細胞の数ですが、それが高いとがんが予防できるという人間での証明はありません。(ネズミでは存在)

また巷にあるNK細胞を活性化してがんを殺すというのは、試験管では証明されていますが、人間の体での証明はほとんどできていません。よって今のクリニックでやられているNK細胞治療は効果が保証されていない、いやほとんど効かないと証明された治療です。(ある種のがんにはいくらか効果あり;メラノーマ、腎癌など)

また活性化T細胞は一部のがんには効果を認めていますがよくなる率は本当1%あるかないかのレベルです。部分寛解、安定などを入れると54%というデータを出しているところがありますが、免疫治療をやっていなくても同じぐらいかもしれません。そうプラセボ効果との比較ができていないのです。

その上で免疫力が本当にがんに効くのか。オプジーボが出たことでそのことに疑問を持つ方はほぼいなくなりました。ただし肺がんは効いても3割。まだ全員ではありません。
(個人的にはPDー1以外に、腫瘍そのものの量が免疫を抑制していると仮説しています。だから手術後とかの再発予防には腫瘍量が減ることで単純な治療より効果があるかもしれないと考えています。)

では予防は。あくまでも治療より可能性は高いというだけで証明はされていません。

免疫とがんの具体例です。リュウマチに発症する悪性リンパ腫は明らかにメソトレキセート治療で免疫が低下することで発症します。それゆえメソトレキセートをやめるだけで抗がん剤等が必要なく、免疫が復活しリンパ腫が自然治癒する症例が多い(全部ではない)ということが医学として明らかになっています。このことからも免疫を高めておくことだけでがん(ここでは悪性リンパ腫)が発症しないのだという可能性を強く示唆します。

それ以外にも前回の記事のように免疫でのがん認識ができている限り、早期のガンのたまご(がんもどきとは少し似ている?)は排除、つまり予防できる可能性は高いと仮説しています。ただその完全にはわかっていない免疫力アップに健康食品等にお金をかけるとかはよく考えてやりましょう。

規則正しい食事、運動、睡眠にはまだ勝てないとは思いますが、個別の調整、精神的安定含めたカウンセリング、自分への思い込みのプラセボ効果、などで最近調子いいな、風邪ひかなくなったなと思えるのであれば健康食品使ってもいいかもしれません。

健康食品会社に対してCOIはありません。

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