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ECBの銀行監督部門トップ人事、接戦の様相=関係筋


[フランクフルト 5日 ロイター] - 複数の関係筋によると、欧州中央銀行(ECB)の銀行監督部門「単一監督メカニズム」のトップの座を巡る争いが接戦の様相を呈している。

これまでは、アイルランド中銀のシャロン・ドナリー副総裁が有力とみられていたが、ここ数週間で、イタリア出身のアンドレア・エンリア欧州銀行監督機構(EBA)議長を支持する声が拡大。7日午後に行われるECB理事会の無記名投票は、両者の接戦になる見通しという。

単一監督メカニズムは、欧州債務危機を受けて4年前に設立。ユーロ圏の大手銀行118行を監督している。

ドナリー、エンリア両氏とも、高い資質を備えているとの見方が多いが、ドナリー氏はECBで銀行の不良債権削減を中心になって進めてきた人物。このため、不良債権の多いイタリア、ギリシャなど南欧諸国からは、一段の不良債権削減で自国銀行が増資を迫られ、株価下落で買収の標的になるのではないかとの懸念の声が出ている。

関係筋によると、多くの南欧諸国はドナリー氏のトップ就任に反対している。エンリア氏はイタリアの政界から独立した人物とみられており、北部諸国の票が割れる可能性があるという。

ECBの報道官はコメントを控えている。

単一監督メカニズムのトップは、現在ダニエル・ヌイ委員長が務めている。新委員長は来年1月に就任する予定。

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