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発車、オーライ。予算案のみ衆議院通過だが、さてこれからどうなる

昨日、平成24年度予算案が衆議院本会議で可決され、参議院に送付された。

参議院自民党は、話し合い解散路線を取らないで、問題閣僚を徹底的に追い詰め最終的には問責決議を提出することを考えているようだから、これで来年度予算の年度内成立はないことはほぼ確定だ。
予算の審議には協力すべきだとか、閣僚の揚げ足取りなどどうでもいいことに精力を注ぐのでなく、もっと国会議員らしい仕事をやってほしい、などとマスコミ筋から色々注文が付けられるだろうが、衆議院と参議院の捩れがある状況の下では現在の事態は止むを得ないことである。

問題の所在を曖昧にしたままなあなあの談合政治をやられては叶わないから、参議院で徹底的に議論してくれるのは大歓迎である。

参議院自民党、大いに戦うべし。
そうエールを送っておく。

しかし、その先の展望が何もないのは困る。

混乱は、最小限に止めてほしい。
妥協できるところは、妥協して欲しい。
さすが自民党、と言われるような見識を示して欲しい。

子ども手当は、新児童手当ぐらいにすればいい。
消費税等の増税は、日本及び世界の経済の動向を注視しながら、別に政令で定める日から実施する、とでも附則に書けばいい。
あまり問題を難しくしないことだ。

ゴールデンウィークの声を聞く頃には、世の中の雰囲気がガラッと変わっているはずだ。
4月の末をターゲットにしておけば、皆、一応の準備は整う。
6月の解散を視野に入れても2か月はある。
今回の衆議院選挙は、2か月も準備期間があれば十分である。

歴史は、繰り返す。

今の民主党野田内閣は、自民党最後の内閣・麻生内閣だと思っておけば大きな見込み違いはしないで済む。
今年の9月の民主党代表選挙まで野田内閣を今のまま引き摺って行くのは難しい。
小沢氏は、漫然と時を待つような人ではないはずだ。

野田総理は一度は大向こうを唸らせたいタイプの人だから、最後の最後に大演説をぶつはずである。
野田を取るか、小沢を取るか、などというような失礼なことは言いたくないはずだ。
「参議院が否決した。私は、国民の声が聞きたい。国民の審判に委ねたい。」ぐらいなことは言いたいはずだ。

いずれも自民党時代に誰かが言った言葉であるが、謝り上手な野田総理だったら、もっと低姿勢で大演説をするはずだ。

「私たちは、間違いを犯しておりました。心から国民の皆様にお詫び申し上げます。私は私の不明を恥じます。政権を担当して初めて分かりました。その反省の上に立って、皆さんにお願い申し上げます。
この3年近くの政権運営で学んだことを日本の再生に活かしていきたいと念願しております。

戦後の日本の復興と再生に献身されてこられた諸先輩のご指導を頂戴しながら、みんなの力を合わせて日本の再生に向けての仕事をさせてください。

私は日本の再生のために自分の一生を捧げます。

東日本大震災という未曽有の災害を乗り越え、日本という国を、日本人という国民を再生していくためには、今こそ党派を超えて国民一人一人が力を合わせていくことが必要だと信じております。
国民の皆様のお力を是非お貸しください。」

私だったらこういうシナリオを書く。

さて、皆さんはどうされるだろうか。
参考:読売配信記事

「小沢氏「増税反対、本気で訴えれば止められる」
読売新聞 3月9日(金)8時17分配信

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