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逃げない政治

平成24年度の予算案が衆議院で通過しました。

しかし、私の心は素直に予算が通ったという喜びに満ち溢れたものにはなっておりません。

それは、予算を執行する為に必要な特例公債が切り離されて、本会議に提案をされなかったからであります。

野田総理に今必要なことは、強いリーダーシップであり、国民の為に予算を通すのだという力強さが大事だったはずであります。

このままでは、野田総理大臣は“ひ弱で政局を見ながら物事を行う”というレッテルを張られる可能性があります。

この汚名を早く打ち消すためには、来週でも特例公債を参議院に送る、そのことを決断すべきであります。

今日の本会議で福島の復興の法律も自民・民主・野党全党が一つになって、全会一致で法案が可決されました。

この法案に予算措置をするという事は書かれていないのかと言えば、予算措置の裏付の無い福島の復興は有りません。

つまり、この法案を全会一致で通すという事は、予算を通すという事を行わなければ相反する政治判断になると思います。

100%譲って、政局的に予算は否決しても特例公債だけは福島県の皆さん、宮城県の皆さん、岩手県の皆さんの為に否決してはならないのです。

またこの予算にはデフレ対策も様々な社会保障の支援も組み込まれていることを見れば、何度も申しますが予算は反対しても特例公債は反対すべきでありません。

本会議が終り、総理が国民新党控室に予算のお礼まわりに着ました。

その時総理に「総理、自信を持って特例公債を提案してください。逃げてはいけません」と申し上げました。

まさに野田総理の今は真価が問われているのであります。

毎年の予算と特例公債が成立できる能力がなくて15年ぶりの消費税法案を通せるはずがありません。

不退転の決意というのは、消費税に対する不退転の決意ではなくて消費税の前にやらなければいけない事に対して不退転の決意でなければなりません。

この不退転のスタートが予算と特例公債だったために民主党内は落胆の色を隠せずという空気があります。

総理が陣頭指揮を執り、特例公債を参議院に送れば緊張感の戦いの中で衆参の民主党は一丸となって固まったと思います。

残念なことです。

人は究極の環境に追い込まれたときに上司からやってくれと指示を受けた時にまとまり、苦境を乗り切るものなのです。

トップの判断が逃げる姿であったり、迂回することを選択し真正面からの戦いをしないことを判断すれば組織は滅びます。

まだ大丈夫です。

徹底的に勝負してください。

そして、これからはあまり、総理官邸にいるのではなくて、国会の総理の部屋にいて、国会の空気を国対と一緒に吸いながら判断をしていくことも大事かもしれません。

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