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テクノロジーは社会をどう変えるのか? ーー アートとテクノロジーが出会う場所

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10月29日(月)、表参道のVOLVO STUDIO AOYAMAにて、現代美術と先端技術をめぐるトークイベント、渋谷慶一郎×ドミニク・チェン×東浩紀「アートとテクノロジーが出会う場所」が開催された。これはボルボ・カー・ジャパン株式会社と、弊社(株式会社ゲンロン)が共同で運営するトーク・コラボレーション・プロジェクト「ゲンロンカフェ@VOLVO STUDIO AOYAMA」の第12回目にあたるイベントだ。


イベント開催のきっかけになったのは、アンドロイド・オペラ『Scary Beauty』。アンドロイドが人間のオーケストラを自律的に指揮し、自ら歌うという趣向の作品で、渋谷は作曲とピアノを担当している。

アンドロイドの「オルタ2」はロボット工学者の石黒浩、その自律的な運動プログラムは池上高志が手がけ、2017年にオーストラリアでプロトタイプが上演されたのち、今年7月には人工生命国際学会(ALIFE 2018)のパブリックプログラムとして日本初演がなされた。

このイベントでもまずは実際の上演映像を見せながら、渋谷による解説が行われた。東からの「アンドロイドは人間のオーケストラの演奏を踏まえて指揮をしているのか」という質問に対しては、その通りとの返答。加えて生き物らしさを演出するため、肩の上下など、縦の動きを強調したと明かされた。この工夫によりアンドロイドは呼吸をしているかのように見えるようになり、演奏家たちははじめて、アンドロイドを指揮者として認識できるようになったのだという。アンドロイドと人間の双方向的なコミュニケーションを可能にするには、こういった細やかな工夫が必要になる。


『Scary Beauty』の議論に続いて、ドミニク・チェンによる人工生命(ALife)についてのプレゼンテーションが行われた。チューリング・パターンや自己複製オートマトンなど1950年代に提唱された基礎的なモデルに始まり、自動掃除機ルンバにも使用されているサブサンプション・アーキテクチャや、ドミニクがディレクターをつとめるタイピング時間を可視化するプロジェクト「タイプトレース」など最先端の研究成果まで広く紹介され、ドミニクが池上高志らと今年刊行した新著『作って動かすALife』についても紹介がなされた。


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