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さあ!「除染広報15億円」+「災害廃棄物の広域処理広報15億円」計30億円争奪戦の始まりです!

環境省のホームページを見ていたら、興味深い情報が掲載されていた。
が、まずはその前に下記の動画の小出裕章氏の言葉をお聞ききいただきたい。

「(除染して放射性物質を)落としたところで放射能がなくなるわけではなくて、今度は放射性の廃液という方へ移るということなんですね。結局だから移染なんです。ところが政府が除染という言葉を使って住民たちにあたかも何か汚れがなくなるよというような幻想を与えようとしているのです

「移す場所がなければ移すこともできないわけですし、大地全部が汚れているわけですから、基本的には移動させることも本当はできないのです。その厳しい現実をみなさんが本当は知らなければいけないのですが、国が率先して『除染をすればなんとかなる』というような宣伝を今、強めてきているわけです

まさに、その宣伝の企画書をただいま環境省で募集中である。

平成24年度東日本大震災に係る除染等に関する広報業務

でもって、↑のページには「企画競争説明書」もアップされているのだが、こちらが金額が記載されている箇所。

1,500,000千円

また、こちらはこの募集についての「概要及び企画書作成事項」の一部。

以上が除染についての広報だが、今回募集しているのはそれだけではない。

平成24年度東日本大震災に係る災害廃棄物の広域処理に関する広報業務

も募集ちう。

こちらも同じく15億円。

その「概要及び企画書作成事項」の一部も掲載しておこう。

ということで、計30億円の争奪戦が始まっているわけだ。
まあ予算が成立したらという条件はついているけれども、広告会社は今、必死になってブラニングをしているはずで、その中にはマスメディアの提案媒体選びも当然、含まれている。
その場合、除染や瓦礫処理に否定的な論調のメディアは外すわけで(だから東京新聞は端からダメネ!)、やはり常日頃から政府の方針に理解を示している媒体が望ましい。

で、今日の読売新聞の社説ですが──。


がれき広域処理 受け入れ拒否が復興を妨げる

 東日本大震災の被災地で、がれきの処理が大幅に遅れている。復興の障害になる深刻な状況と言えよう。
 岩手、宮城、福島3県で発生したがれきは約2250万トンに達する。処理しきれない大量のがれきは仮置き場に山積みされ、行き場を失っている。焼却・埋設などで最終処分されたのは6・3%にとどまる。
 環境省は2014年3月までにがれき処理を完了する目標を掲げているが、達成は厳しい。
 処理が進まない最大の要因は、他の都道府県に運んで処分する「広域処理」の停滞だ。
 首長や自治体が受け入れに動こうとしないのは、放射能汚染のゼロリスクを求める一部住民らの声に配慮せざるを得ないためだ。
 例えば、受け入れに前向きな神奈川県の黒岩祐治知事は1月に3回、住民説明会を開き、協力を求めた。だが、激しい怒号やヤジが飛び、理解は得られなかった。
 日本全体が協力し、被災地復興に取り組まねばならないこの時期に、あまりに非協力的な過剰な反応で、被災者にとってつらく悲しい事態と言うほかはない。
 政府は自治体任せにせず、積極的にがれきの安全性を説明し、受け入れに理解を求めるべきだ。
 野田首相は、がれきを受け入れる自治体に対し、処分場整備や放射能検査などに財政支援する考えを示した。当然の対応である。早急に実施してもらいたい。
 広域処理の対象は、東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射能汚染の影響が少ない岩手、宮城県内のがれきだ。
 環境省などの放射能検査の結果、焼却後に埋め立て処分しても、周辺環境にほとんど影響のない低い数値を示している。
 それにもかかわらず、がれき処理を引き受けたのは、東京都のほか、山形、青森県の一部の自治体に過ぎない。秋田、静岡県などでも受け入れの動きがあるが、全国的な広がりにはほど遠い。
 全国の知事や市町村長は、被災地支援の観点から住民を説得すべきだ。独自にがれきの放射能検査を実施している東京都などの取り組みも参考になる。
 福島県内のがれきについては、原則として県内で処分するが、第一原発に近い立ち入り制限区域では撤去すら手つかずだ。避難住民が早期に帰還できるよう、政府はこの処分も急がねばならない。

なにやら味わい深い社説だ(笑)。
そういえば昨日あたりは、フジテレビの「とくだね!」のオープニングトークで小倉智昭が個人的な意見と断ったうえで、「瓦礫は全国で受け入れるべき」と言っていた気もする。

ということで、今、広告会社と媒体社の間では、各地で以下のような会話がされているのかも???
(注 これはあくまでフィクションであってブログ主の想像です)

**********


ぷるるるる。かちゃり。

「はい○○新聞社です」

「あ、△△広告の××です。あのですね、いま環境省で除染と災害廃棄物の広域処理に関する広報の企画募集というのがあって、両方ともバジェットが15億なんです。都合30億。うちとしても、これはどうしても取りたいということで、現在、ブラニング中なんですけど、是非、御社も提案媒体に入れたいと思ってるんですよ」

「そりゃあもう、絶対にお願いします。てゆーか入れてくれないと困りますヨ!」

「それで、一応、確認なんですけどね。御社的には社全体の論調として除染は必要だし、瓦礫の受け入れも必要という認識でよろしいですよね?」

「もちろん!」

「ですよね。なんかこの間、社会面にそうじゃない記事が出ていたのがちょっと気になったものですから……」

「ああ、そんな記事ありましね。あれはいつもの社会部の跳ね返り記者が書いたンですよ。だけど社としては政府の方針を全面的に支持してますよ。なんだったら社説で書いちゃってもいいぐらいです」

**********

えー、あくまでフィクションです。

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