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インド中銀総裁、辞任検討の可能性 政府との対立で=報道


[ムンバイ/ベンガルール 31日 ロイター] - CNBCテレビ18は31日、関係筋の話として、インド準備銀行(中央銀行)と政府の対立が深まっており、パテル中銀総裁が辞任を検討する可能性があると報じた。

パテル総裁と政府の間に修復不可能な溝が生じており、全ての選択肢があり得るという。

中銀と財務省はコメントを控えている。

報道を受け、インドの通貨ルピーと債券が売られている。

エコノミック・タイムズ紙によると、政府は中銀法で規定されている権限を発動。この権限は、政府が公共の利益に関する問題について中銀総裁に指示を出すことを認めるもので、過去に利用されたことはないという。

同紙によると、政府は中銀法第7項に基づいて、過去数週間に複数の書簡をRBIに送付した。同項では、ノンバンク金融機関向けの流動性、業績が悪化している銀行の所要資本、中小企業向け融資など様々な問題について、政府が中銀に指示を出せると規定している。

10年債利回り<IN071728G=CC>は7.87%と、前日終値の7.83%から上昇。

ルピー<INR=D4>は1ドル=73.99ルピーと、前日の73.6750ルピーから下落。一時10月15日以来の安値となる74.04ルピーまで値下がりした。

ある外国銀行のシニアトレーダーは「中銀総裁が辞任するとは信じがたい。前例がなく、非常に無責任で早まった措置だと思える」とした上で、「政府が中銀の業務に継続的に干渉しようとしているのは、大きな懸念要因だ」と述べた。

インド中銀のアチャルヤ副総裁は26日の講演で、中銀の独立性が脅かされれば「壊滅的な事態」に陥りかねないと警告し、政府が求めている貸出基準緩和や中銀の権限縮小に反対する姿勢を示した。

ジャイトリー財務相は30日、中銀が2008─14年の融資ブームに歯止めを掛けられず、大量の不良債権を生み出したと批判している。[nL3N1XA7XM]

パテル総裁をはじめとする規制当局は30日、流動性ひっ迫についてジャイトリー財務相らと会談。当局者によると、パテル総裁が辞任する気配はなかったという。

パテル総裁と副総裁らは来月2日に財務省当局者と会談する予定。

*内容を追加します。

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