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2人きりで食事は性的合意!?「女性のOKサインを見逃すな」のウソ

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多種多様な社会課題の解決策を議論した「日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム2018」。その中で行われたタレントで元AV女優の麻美ゆま氏、産婦人科医の宋美玄(そんみひょん)氏、泌尿器科専門医の福元和彦氏、株式会社TENGAヘルスケア取締役の佐藤雅信氏、国際基督教大学・公共政策専攻の福田和子氏による「私たちは性のはなしを知らない」。4回に渡るレポートも今回がラスト。社会問題にもなっている「性的合意」について、熱い議論が交わされた。

レイプもののAV撮影は「同意の上」

BLOGOS編集部

福田:最後の話題にいきたいんですけれども、最後は「性的同意」について。

最近、この言葉がよく聞かれるかなと思うんですが、これはお互いに「いいよ」という了承があって、性行為をするという、その同意がすごく大切だという話です。

けれども、結構AVの中とかだと、「嫌だ、嫌だ」から、結果はいい感じになった、いわゆるレイプというようなくくりとかがあったりすると思うんですけれども、実際の撮影現場ではどういうふうに動いているんですか?

麻美:現場ではまず作品を撮る前に必ず監督さんと内容を確認して、そこに事務所の方がいたりとか、本当に自分が同意をした上で撮影に挑んだりはもちろんしています。

なので、知らない間にそういうふうになっちゃったとかはもちろんないですし、本当に実際にレイプとか、そういう性犯罪がなくなるためにAV女優が代表をしてやっているというか、あくまで見て楽しんでもらえるような作品づくりを心掛けてはいるので、本当に同意の上でしているというところではあったりします。

「濡れてるからOK」は大きな間違い

BLOGOS編集部

福田:AVの中とかだと、すごく嫌がっているけれども、「膣は濡れているからオッケーではないか」という文脈も結構あるとは思うんですけれども、その辺は宋先生とゆまさんはどんな感じですか?

麻美:例えば、作品でずっと嫌がったまま入れずに終わったら、作品としてもちろん成り立たないわけじゃないですか。だから、そこは本当に100パーセント演技といいますか、「すごく嫌がっているのに濡れてきたね」というのはもちろんローションも使ったりしますし、男性はそれを見て、女性が嫌がれば嫌がるほど喜ぶ方もいる、間違ったこともあったりするかもしれないですが、それも女優は体を張ってそういう作品に挑んでいるという現状ではあります。

宋 :実際のレイプ事件なんかでも、最終的に濡れていたから、おまえは同意したんだろうみたいなことがあって、日本の裁判は本当にひどいんですよね。

福田:結構あったりしました。

麻美:結局のところ濡れることは傷付けないように体を守ることではないですか。だから、例えば、嫌がっていても、体を守るために必然的に出てくるものということで合ってますか?

宋 :そうなんです。なので、物理的な反応として出てくるけれども、別にそれが感じているとか、合意しているとかではないのと、逆に、セックスに気持ちは乗っているんだけれども、今日は全然濡れてないというときもあるので、「今日はおまえ、全然やる気ないな」、「そういうわけでもないんだけれど…」みたいな感じで、濡れる=感じる=同意ではないし、逆も成り立たないので、その辺はちょっと理解していただきたいです。

麻美:私自身、今回、性的同意というトピックが出て、すごく難しいトピックだなと思って、自分なりに調べたりしたんですけれども、アメリカやイギリスなどの海外では大学などでオリエンテーションとして性的合意を教えるということを初めて知ったんです。

確かに日本は遅れていることがあったりして、日本の世の中自体が変わらないと、どうしてもAVが見本になってしまったりとか、それしかないという現状が難しいのかなと思ったりはしたんです。

2人きりで食事に行くのは「性的合意あり」だと思う→11%

BLOGOS編集部

宋 :今年に起こった事件を思い返すだけでも、例えば財務省の人とマスコミの人が2人で食事に行って、セクハラを受けた。ただ、2人で食事に行く時点でそんなのはされて当たり前だろうとか、

例えば、集団レイプ事件とかでも、相手の家に行ったのではないかとか、お酒を飲んでただろうとか言って、さっき話しかけた日本のレイプの裁判なんかも、今は違っているのかもしれないですけれども、おまえはもっと抵抗できただろう、だからこれはレイプではない、途中で行為した、こういうふうにレイプをされましたみたいなことを自分で再現しないといけなかったりとか、そういう国なので。

BLOGOS編集部

このグラフは私が出演した去年の『あさイチ(NHK)』で、びっくりしたんですよ。これは性的にセックスをオッケーしたと思われても仕方がないと思うものの、一般の方へのアンケートなのですけれども、2人で食事をしただけで日本では11%の人が、おまえは飯を食いにいったんだから、やられても当たり前だろうと思っているわけです。

福田:ちょっと待ってみたいな感じですよね。

宋 :意味が分からない。

福田:意味が分からない。

宋 :車に乗るということも、「おまえは車に乗ったのではないか」と、なりかねないと思ってます。

麻美:怖いですよね。そう思いながら、ご飯を食べてたり、車に乗ってるっていうことですよね?

宋 :こいつは食事に応じたぞ、みたいなね。

麻美:女性がどうしてそこまで下に見られなきゃいけないんだろうっていうのがすごく嫌だと思います。

宋 :そう。すべては女にスキがあったから、みたいな。

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