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第3四半期豪CPI、コアインフレが鈍化 利上げ当分先に


[シドニー 31日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局が発表した第3・四半期の消費者物価指数(CPI)は緩慢な伸びにとどまり、豪準備銀行(中央銀行)が注視するコアインフレ率は前四半期から伸びが鈍化した。利上げは当分先との見方が強まり、豪ドルが下落した。

第3・四半期のCPIは前期比0.4%上昇。伸び率は第2・四半期から横ばいで、市場予想とも一致した。前年比の伸び率も1.9%で予想と一致したが、第2・四半期の2.1%からは鈍化した。

中銀が基調的なインフレ率として重視する指標(トリム平均値と加重中央値の平均)は前年比1.75%上昇となり、予想の1.9%を下回る伸びにとどまった。

同指標は中銀の長期目標レンジ(2─3%)を11四半期連続で下回り、過去最長記録を更新した。

賃金の伸び悩みや小売セクターの競争激化などが物価上昇の重しとなっている。

統計発表を受け、豪ドル<AUD=D3>は0.7085米ドルに下落。前日には1週間ぶり高値となる0.7122米ドルを付けていた。

中銀は消費者物価が年末に向けて鈍化し、来年に入ってから回復すると見込んでいるが、それでもコアインフレ率が2020年12月までに目標レンジの中央値(2.5%)に達することはないとみている。

中銀は成長率とインフレに関する新たな見通しを9日に発表する予定。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ポール・デールズ氏は「CPI統計の数値は総じて、基調的なインフレ率が少なくとも今後2年間は中銀の目標を下回って推移するとのわれわれの見解を裏付ける内容だった。従って、2020年終盤まで中銀は利上げしないとみている」と語った。

豪市場の金利先物<0#YIB:>は、2020年3月まで1.75%への利上げを完全には織り込んでいない。

第3・四半期のCPIはセクター別では、旅行、宿泊、たばこ、ガソリン、輸送の価格が上昇したが、保育関連コストの低下で相殺された。

*内容を追加しました。

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