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織田裕二好演も…現役弁護士が語る『SUITS』ここがヘンだよ!

 織田裕二(50)、10年ぶりの月9主演ドラマ『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)。初回平均視聴率は14.2%と好スタートを切ったが、第2話は11.1%、そして10月22日放送の第3話は10.3%とダウントレンド。

 2011年放送開始の米ドラマをリメイクした本作に、ドラマ通は辛口の意見だ。

「原作の主人公・ハーヴィーは、たとえ肩透かしを食らった女でも陰でフォローしてやる色気があるが、ユージィーにはそういう華やかさがない。

 天才に見えない中島裕翔、叱るときも甘すぎる鈴木保奈美。主要キャストが弱く、業界の“業”を描けてない気がします」(ライター・吉田潮氏)

 作中の「スーツ」はどうか。

「米国版は一着50万円前後の高級ブランド『トムフォード』などの衣装が使用されているが、今回はやや残念感が漂う」(スタイリスト)

 弁護士事務所の内幕を描く本作の迫真度を、現職はどうジャッジするのか。弁護士・佐々木好一氏に聞いた。

「弁護士業務に関する誤認は多少気になりますが、ハラスメント系の案件をうまく扱ってはいます」

 今回、佐々木氏に、実際に弁護士業務をおこなっている観点から、違和感を挙げてもらった。まずは役の設定について。

「主人公の弁護士は勝利至上主義者ですが、相手方の主張を聞く前の、依頼者の話だけで勝てる見通しを立てるのはとても難しい。勝つ案件のみやろうとすると、仕事がよほど少なくなるでしょう。

 また、ベテラン設定の主人公が、あんなにきれいな弁護士バッジをつけているはずがない。バッジは時間がたつと金メッキが剝がれ、年季が入るものです。また、バッジをつける場合、金色の部分を裏側につけることが多いのです。

 さらに劇中では、織田さんがアソシエイト(部下として働く若手弁護士)として中島さんだけを従えているようですが、2人だけのコンビで全案件に対応することは不可能。通常、案件ごとに複数のアソシエイトのチームで対応します」

 続いて、気になるシーンを検証してもらった。

「第1話で主人公が相手方関係者と観劇に行きますが、関係を疑われると不都合が出るので普通はやりません。

 また、証拠メールの捏造はドラマでも問題視されていましたが、完全に弁護士資格を失うのでやる人はいません。

 第2話では、愛人の勧誘を断わって解雇された看護師のもとに訴状が届いているシーン。訴状は『特別送達』という対面手渡しが原則。突然ポストに投函されるなどあり得ません」

 一方で、「実用的!」と膝を打ったシーンも。

「第2話では、裏取引を持ちかける会話を録音したレコーダーを示し、示談を勝ち取ります。最近、我々も依頼者になんでも録音するよう指導しているので、おもしろかったです」

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