腹が立ってます。ある会での話。
「医師が自殺したから今の医療界では仕事の時間を制限する動きがあるが、患者さんの診療に無理が来ている」
「医師はずっと勉強が必要だから、残業代なんて考えず裁量労働制で働くべき」
「医師の働き方は普通の労働者とは別にすべきでは」
なんか医師を労働者とは認めたくないお偉いさんたち、いわゆる院長先生の言葉です。
「時間を制限させたら、若い先生はすぐに帰るようになり昔と違って医師の能力が落ちている感じがする。やっぱ医師は何もなくても病院に残っている必要があるのでは」
自分たちの教育内容が非効率なのを無視して、昔のやり方を押し付ける頭の固い言葉です。
「患者さんの診療に問題が出るかもしれないのに、当直などの夜間の診療にお金を払うのは今の医療の現状がまだ熟成されていないから無理なのでは」
日本の医療業界が成熟していないのに、なぜ成熟させようとせず若手医師に奴隷を要求するのだろう。
私は質問しました。
「この医療業界の成熟をさせるためにはどうすればいいのでしょう」
答えは
「どうすればいいかはわかりません。」
こんな人たちが今の医療界を引っ張っています。もう医療経済、労働環境含め、日本の医療は潰れるしかないのかもしれない。いや医療だけではないかもしれないけど。
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- 2018年10月26日 09:51