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「経済音痴」か「総理失格」か〜日本酒を痛飲した総理が強調する「日本経済の回復」

「被災地のインフラや経済は着実に立ち直りつつあり、製造業のサプライチェーンは完全に復活した。鉱工業生産の水準も震災前を上回る水準にまで回復をしている」

野田総理は3日午後、首相官邸で行われた外国メディアとのグループインタビューで、東日本大震災からの復興に関してこのように強調したと伝えられている。

2011年10‐12月期の名目GDPが前期比年率で▲3.1%下落、実質GDPも前期比年率▲2.3%下落している状況を、「経済音痴総理」は「回復している」と判断しているようだ。

「経済音痴総理」は「鉱工業生産の水準も震災前を上回る水準まで回復をしている」と強調するが、震災前の2010年10‐12月期と比較すると、名目GDPは 479.9兆円から467.2兆円へ、実質GDPは513.7兆円から508.4兆円へと、名目GDPでみても、実質GDPで見ても、日本経済は「震災前の水準を下回っている」。

鉱工業生産という「供給サイド」のみに焦点を当て、個人消費等の「需要サイド」に全く目を向けずに、片手落ちの景気判断をするところが「経済音痴」の「経済音痴」たる所以。

ちなみに、EU統計局が2月15日に発表した2011年10~12月期のユーロ圏の域内総生産(GDP)は物価変動の影響を除いた実質ベースで前期比 ▲0.3%、年率換算だと前期比▲1%程度の減少。単純に言えば、「経済音痴総理」が「回復している」という日本経済は、ソブリン危機で苦しむユーロ圏にも劣っている状態にある。また、ユーロ圏がマイナス成長になるのは09年4~6月期以来10四半期ぶりなのに対して、日本がマイナス成長になったのは09 年4~6月期以降の11四半期で5回目であり、構造的な深刻さでは日本経済の方が上回っていると言える状況にある。

「きのう、久しぶりに1升飲んだ」

野田総理は酒造業者も参加した経済産業省内の会合で、蓮舫前行政刷新担当大臣らと2日夜に会食した際、日本酒を痛飲したと明かした。

3日午後に行われたインタビューで、野田総理が日本経済について「回復している」と、日本経済に対して誤った認識を示したのは、もしかしたら二日酔いのせいだったのかもしれない。

野田総理が日本酒を痛飲したことに対して、最大の支援者でもある日本経済新聞は、「政局の動きに神経をとがらせる中、側近とのつかの間の息抜きを堪能したようだ」と好意的に報じている。

しかし、先月27日から今月の9日までの予定で米韓両軍が朝鮮半島有事や北朝鮮による局地攻撃を想定した定例の合同軍事演習「キー・リゾルブ」を実施し、北朝鮮が「演習強行は事実上、我々への無言の宣戦布告」と発言するこの時期に、1升も日本酒を痛飲するのは、日本の総理大臣として無神経だと誹りを受けても仕方がないこと。

「自分は酒が強いから有事があっても適切な判断を下せる」と過信しているとしたら、酒気帯び運転で逮捕されるドライバーとなんら変わらない。

もし、適切な判断が下せる状況下で日本経済の現状を「回復している」と発言したのだとしたら、それは本当に「経済音痴」ということになるし、二日酔いの状態での発言だとしたら、総理として相応しくない人物だということになる。

日本の「国益」を守るためにも、「経済音痴総理の酔っ払い運転」で日本が大事故に巻き込まれる前に、一日も早く「免許停止」にすることが必要だ。

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