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28歳テイラー・スウィフトの「民主党支持」発言が全米を揺るがす!

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AP

米国では来月6日の〝中間選挙〟を控え、ドナルド・トランプ大統領の支持が揺らいでいるという。

この中間選挙で選ばれるのは連邦議会議員なのだが、その投票結果によっては〝トランプ政権〟の今後に大きな影響をもたらすとされている。

いうまでもなく米連邦議会は上院と下院に分かれているが、現在の議会は上下両院ともにトランプ大統領の「共和党」が過半数を占めている。そのため今回、野党「民主党」は全員が改選される下院での過半数獲得を目指している。

「下院で、もし民主党が過半数の議席を獲得することが出来れば、議会の中でも主導権を奪うことができ、トランプの政策を阻止することが可能になる」(米在住のフリー・ライター)。

民主党からすると、共和党から23議席を奪うことが出来たら逆転!ということらしいが、そんな民主党に思わぬ〝援軍〟が登場した。

その〝援軍〟とは、アメリカン・アイドルのカリスマと言われるテイラー・スウィフトである。弱冠28歳の彼女が、あのトランプ政権を揺るがしかねないというのだから、これは驚くしかない。おそらく日本の多くの御仁からしたら「テイラー・スウィフトとは何者ぞ?」だろう。すぐにピンときた人は少ないはずである。

アルバム・チャートで全米史上最年少記録

遡ること2009年。アルバム・セールスで英スコットランド出身の女性シンガー、スーザン・ボイルを抜いて「世界一」に輝いたのが、テイラー・スウィフトだった。

テイラーは、08年11月に全米で発売したセカンドアルバム「フィアレス」が、10代アーティストとしては初めて全米ビルボードのアルバム・チャートで11週1位に輝いた。もちろん、これは米国での最少年記録で、一気に注目を集めた。

「アルバム・チャートで10週以上の1位獲得というのは、99年に発売されたサンタナ『Supernatural』以来のことで、今世紀に入ってからは初めての記録だったのです。しかも、ソロ・アーティストとしても〝全米音楽史上最年少記録〟。この記録は現在も破られていません。まさに、今世紀が生んだアメリカの国民的カリスマ・アイドルだと言えます」(洋楽系の音楽記者)。

そのテイラーが日本デビューしたのは、全米デビューの翌年――09年6月17日だっが、私はその年の4月にミズーリ州のセントルイスにある屋内競技場、スコット・トレード・センターで彼女と会った。彼女は笑顔で迎えてくれた。

「自分自身で作曲して作ったアルバムですし、何より自分のストーリーを綴ることができたことがすごく嬉しかった。自分の曲が作れたからこそ、このアルバムを誇りに思っているの。それに今私がここで、あなたのインタビューを受けられるのも応援してくれたファンのおかげ。感謝しきれないわ」。

この時、彼女は全米60ヶ所での大規模アリーナ・ツアーをスタートしたばかりだった。

ちなみにだが、全米で60ヶ所というのは新人アーティストとしては異例のことだった。それも、全会場が2万人を収容できる会場ばかりだったが、ロサンゼルスのステープルズ・センターはチケットが発売2分、ニューヨークのマディソンスクエア・ガーデンに至っては僅か1分で完売するなど異常な人気となっていた。

日本で「カントリー歌手は売れない」のジンクス破る

米国では圧倒的な人気を誇っていた彼女だが、日本での知名度はイマイチだった。しかも、日本デビューにあたっては〝難題〟のようなものがあった。今でこそ、彼女は米国ポップス界の人気ソングライターとして知られるようになったが、当時、日本では「カントリー歌手であることを全面に出したら売れない」と言われていた。

彼女は、幼少時代からカントリーに慣れ親しんでいた。そういった音楽性が基盤となっていたからこそ、彼女は米国で人気を高めたことはいうまでもない。アメリカン・アイドルという響きもよかった。そんな彼女がカントリー・ミュージックを歌っていることに、私は逆に魅力を感じたのだったが、レコード会社は「そんな甘いもんじゃない」といった感じだった。

そんな彼女から、いわゆる「カントリー歌手」というイメージを払拭したのが、ロサンゼルスで行われた「第52回グラミー賞」(10年1月)だった。

彼女は、この時、最多の10部門にノミネートされていたビヨンセを抑え「最優秀アルバム賞(レコード・オブ・ザ・イヤー)」にも輝いたのだ。もちろん、10代での受賞は史上最年少だった。しかも、日本では、この受賞がCDセールスの大きな弾みとなった。その裏では「賞を獲れなければ単なるカントリー歌手になってしまうところだった」なんて声まで出るほどだった。

受賞直後、テイラーはプロモーションのため初来日、東京・江東区のZEPP TOKYOでスペシャル・ライブを行っているが、この時はX JAPANのYOSHIKIもわざわざ渡米先から帰国して会場に駆けつけたほどだった。それだけではない。彼女は、11年2月から全世界18ヶ国で全85公演という、初のワールド・ツアーを日本からスタートすることを世界同時発表した。実は大の〝親日〟だったのだ。

このことについて、当時、テイラーは「20歳と言う節目に、初のワールド・ツアーが出来るのは自分にとっても大きな励みになるし、素敵なことだと思っているの。そのスタートを日本にしたのは、応援してくれたファンに私からのプレゼントだと思ってほしいわ…」とコメントしていた。

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