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中国9月PPI、前年比+3.6%に鈍化 CPIは伸び加速


[北京 16日 ロイター] - 中国国家統計局が16日発表した9月の生産者物価指数(PPI)は前年比3.6%上昇と前月の4.1%上昇から失速、内需の弱まりから3カ月連続で伸びは鈍化した。

ロイターがまとめたアナリスト予想は3.5%上昇だった。景気減速と対米貿易摩擦の激化を受けてPPIの上昇も鈍ると予想されていた。

PPIは前月比では0.6%上昇した。伸びは8月の0.4%から加速した。

キャピタル・エコノミクスの中国担当シニアエコノミスト、ジュリアン・エバンズプリチャード氏は、PPIが前月比で小幅に上昇したのは主に「持続不可能な」原油の国際価格上昇を反映していると指摘。

データ発表を受けた顧客向けノートの中で「経済活動の鈍化に伴い、全般的なPPIの上昇圧力は弱まり続けているようだ」との見方を示した。

9月のPPIは非金属鉱物資源、金属溶錬、化学製品、石炭鉱業の全てのセクターで前月比上昇率が縮小した。一方、石炭・天然ガス採掘は伸びが加速した。

原材料価格は前年比7.3%上昇。8月の7.8%から伸びが鈍化した。

9月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.5%上昇となった。8月の2.3%から伸びがやや加速し、予想と一致した。年間で3%の上昇を目標としている当局の許容範囲内に収まった。食品価格の上昇が主な理由。

変動の大きい食品・エネルギーを除いたコアCPIは1.7%上昇した。8月は2.0%上昇していた。

食品価格指数は、台風や豪雨などの悪天候を背景に前年比3.6%上昇。8月は1.7%上昇だった。

非食品価格指数も2.2%上昇と8月の2.5%上昇から伸びが鈍化した。

中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は、中国のCPIとPPIの年間上昇率についてそれぞれ約2%と3─4%を見込んでいる。

モルガン・スタンレーの概算によると、中国が600億ドル相当の米国製品に15%の関税を課した場合、中国のCPI上昇率は一時的に0.2─0.3%ポイント押し上げられる可能性がある。

ただ、全般的なインフレ見通しが当局の追加景気支援策の妨げになるとみる向きはほとんどない。

エバンズプリチャード氏は「最近のCPI上昇は食品の一時的な供給障害が要因で、今後数カ月に人民銀行が景気支援に向け追加金融緩和策を講じる妨げになる可能性は低い」と語った。

*内容を追加しました。

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