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翁長雄志前知事の県民葬 安倍氏の追悼の辞は県民葬に相応しくない 立腹されるのは当然だ

翁長雄志前知事が死去され、沖縄県民葬が行われました。
 沖縄の基地負担軽減のため、辺野古移設に反対し、その信念を貫いた翁長前知事から、私は大きな感銘を頂きました。

 嘘をついて知事に当選し、堂々と公約破りをした仲井真氏のような人とか、原発に反対(再稼働に慎重)ということで自民系候補を破って当選しながら、その立場を簡単に翻してしまうような人とかには、翁長雄志前知事のような方の生き様は全く理解できないでしょう。

 翁長前知事は、面会拒否などという子供じみた政府からの嫌がらせなどにも堪えながら、その信念を真っ当されたことに私はただただ敬服するものです。

 この県民葬に場違いな発言をする人がいました。菅義偉官房長官(安倍総理の名代)です。
 そこで、安倍氏の追悼の辞が読み上げられましたが、これを聞かされたら沖縄県民は立腹するでしょうね。
「県民の気持ちに寄り添う」代読菅氏に「帰れ」」(読売新聞2018年10月10日)

「菅氏は、安倍首相の追悼の辞を代読。「基地負担の軽減に向けて一つ一つ確実に結果を出していく決意だ。県民の気持ちに寄り添いながら沖縄の振興・発展に全力を尽くす」と読み上げた。会場からは「うそつき」「帰れ」などの声が上がった。」
 安倍自民党政権は、常にこの言葉を沖縄にぶつけてきました。
「基地負担の軽減に向けて一つ一つ確実に結果を出していく決意だ。県民の気持ちに寄り添いながら沖縄の振興・発展に全力を尽くす」

 これがイコール辺野古基地建設として使われてきたフレーズです。
 葬儀ですから、例えどのような立場であろうと参列することに異を唱えるものではありませんし(ただね、犯罪被害者が犯罪加害者やその遺族の参列を拒否するのは無理からぬ感情であり、その意思は尊重されるべきものと思いますが、これと似たような関係が沖縄と国との間にはあるわけなんですね。

だから安倍政権中枢が葬儀に参列すること自体に快く思わない人たちがいたとしても私は当然の心情だと思います。)、ただ、そこで辺野古移設のための常套文句として用いられてきたフレーズを使うか、ということなんです。

 何故、敢えて、こんな言葉を翁長氏の県民葬で言わなければならないのですか。
 ただでさえ、来てもらいたくないと心の中で思っていたとしてもそれを表に出さずに我慢していたものを、「辺野古移設」と同義の言葉を葬儀の場で言われてしまったら、立腹して当然です。

 辺野古移設に反対を貫き、国による嫌がらせにも耐えてきた、その人の葬儀の場でいう発言ではありません。

2018年10月8日撮影

 翁長雄志前知事の後継である玉城デニー新知事を私は応援しています。
 辺野古移設を終わらせるために、沖縄にいなかったとしても、これを大きな声にしていかなければならないのです。

菅義偉氏は、沖縄を土足で踏みにじるために沖縄入りしたのか 米軍にどこまで追従する安倍政権が目指す集団的自衛権の解禁とは

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