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道路交通の知識すらもない運転者が存在していることが怖い でもそれ以上にどけどけ運転が怖い

北海道では胆振東部地震により全道が停電になる事態となり、信号機もすべて消えました。

 地震があった日、私は、当初、車で事務所に向かったのですが、信号がついていない状況の中でやっぱり止めたと思い、自宅に引き返し、歩いて事務所に行きました。

 停電の間、私自身はそれなりに車は流れているかなと思っていました。走行している車自体がかなり少なかったことや速度も落として走行していたので、信号がない分、交差点ではそれぞれが譲り合って走行しているようにも見えました。タクシーを使うこともあったのですが、タクシーの運転手に聞いてみると、「交差点では速度を落としているからね、ただ若い人たちがそのまま突っ込むのもあるな」と言っていました。

 確かに、それは怖い。

 北海道新聞の記事によると停電の間の交差点事故は128件でした。

消えた信号、交差点事故128件 人身9件「出合い頭」多く 道内ブラックアウト」(北海道新聞2018年10月4日)
「交差点で発生した交通事故が計128件に上り、平時よりも多かったことが3日、道警のまとめで分かった。このうち人身事故は9件で、重軽傷者は13人に上った。死者こそいなかったものの、出合い頭の衝突など大事故につながりかねないケースも目立ったという。」

 信号がついていないことによる事故は、普段よりも多かったというこの記事をみて、現実はこうなんだと思いました。信号がついていないということを前提に走行していないということもであり、先に述べたような怖い運転をしている人たちが少なからずいたというです。信号がついていないのにです。

 それと同時に前掲記事では、信号機が消えた場合の交差点での優先順位を理解していない運転者も少なくないと指摘がありました。

①警察官が交通整理をしている交差点 警察官の指示に従う
②標識などで優先道路が指定されている交差点 優先道路を走る車を先に進行させる
③明らかに道幅の違う交差点 幅の広い道路を走る車を優先する。
④ ①~③に該当しない場合 自分から見て左から進入する車を優先(左方優先)

 どれも教習所で習う内容です。知ってて当然の内容なのですが、①から③まではともかく④は知らない運転者も少なくありません。

 ただ、これはあくまで車のみを想定した場合です。歩行者や自転車がいることも想定しなければなりませんし、仮に自分の方が優先だとしても、交差点に速度も落とさずに突っ込むというのは誤りです。それでは事故は避けられません。
 優先かどうかという問題と「俺が優先だ」とは違うということです。優先意識が強すぎるが故の事故も少なくありません。
優先道路と交通事故 本当に優先?


 特に歩行者の問題は深刻です。
 横断歩道で渡れないで困っている人たちも見かけました。私がさっさと渡り始めることで車を止め、他の人たちも続いて渡っていましたが、歩行者への配慮は足りないという感じは受けました。
横断歩道と車の関係 歩行者優先が原則 いかに無謀な運転が多いかを観察してみよう

 信号機が消えたことで、運転技術だけでなく運転態度が適合しない運転者が少なくないことがあぶり出されたようにも思います。

 信号が復活すればいいという問題ではありません。

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