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「権力の乱用を抑えていく立場からの改憲論議も重要」玉木代表記者会見


玉木雄一郎代表は2日、定例の記者会見を国会内で開いた。

冒頭、日本人のノーベル医学生理学賞受賞について触れ「心よりお喜びを申し上げたい。今回受賞された本庶佑京都大学特別教授は、民主党政権時代の総合科学技術会議のメンバーをされ、基礎研究の重要性ということをずっと主張され続けていた。最近、わが国の基礎研究の弱体化が指摘される中、国民民主党としてもあらためてこの基礎研究の重要性、また支援策の拡充を訴えていきたい」と述べた。

また今後国会で議論を呼びそうなテーマとして入管法の改正に触れ、「この問題は重要だということで、外国人労働者の受け入れに関するプロジェクトチームを新たに設置することを今日の総務会で確認した。津村啓介副代表に座長を務めてもらい、わが党としての議論を深めていきたい」「よく『外国人労働者』と呼ばれるが、同じ人間として見ていくことが大事だと思っている。

同じ労働に対しては、同じ待遇をされる必要がある。権利保護の観点からの議論をしっかりやっていきたい」「政府が導入しようとしている新たな在留資格は、国際的には移民と呼ばれるものに極めて近い。社会定着の制度をどう作っていくのか、技能実習制度などさまざまな制度を含めた包括的な制度作りが重要ではないか」と語った。

その後の記者とのやり取りの中で、憲法改正についてのスケジュール感や、これから議論する項目について尋ねられると、「まず(憲法改正というテーマは)期限を切って議論するものではないし、拙速にやるものでもない。ただ一方で、自民党はすでに9条改正や緊急事態といった4項目について、すでに議論を固めている。こういったテーマについて本気で臨時国会に出してくるのであれば、賛否なども含めたわが党なりの議論をしていく必要がある。

とはいえ、相手側の問題意識だけでなく、わが党としてどのように憲法に向き合っていくのか、望ましい、時代に合わせた憲法のあり方という観点からも議論していくことも重要だ。例えば第8章の地方自治の本旨や臨時国会の開催についての規定(第53条)など、安倍政権の対応で実感した憲法の足らざるところについても、また議論していかねばならない」「立憲主義の基本である、権力乱用の抑制という立場からの改憲論、国民や地方の自由度を確保するための議論をしていきたい」と述べた。

また旧「希望の党」でなされた憲法議論は引き継がれるのか問われ、「新しい党として再出発したので、ゼロベースで議論するということ。とはいえ、議論する人間は同じ人たちで、人間は急に考えが大きく変わる訳でもない。その意味では引き継ぐべきものは引き継いでいきたい。いずれにせよ、憲法の考え方など早急に深めていきたい」と述べた。

先の沖縄県知事選での玉城デニー氏の当選と今後の野党間の協力、野党党首会談の開催への考え等を尋ねられると、「野党は力を合わせてこの成果を実現した。『力を合わせていこう』という一つのモメンタム、よい流れが出来つつある。形はどうあれ、何らかの心合わせ、力合わせを確認するコミュニケーションの場は持つべきだ」「形やタイミングについては、他党とよくコミュニケーションを図っていきたい」と語った。

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