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「自由民主党が国民の気持ちから離れることが一番怖い」石破茂氏が総裁選後の心境を語る

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自民党が国民の気持ちから離れることが一番怖い

BLOGOS編集部

今回の総裁選挙で私がすごく印象的だったことは自筆の手紙をいただくことがやたら多かった。本当に便箋5〜10枚、書いて来られる方が本当に多かったですよ。

「初めて政治家に手紙を書くんだけど、私達の事に気がついてくれる人がひょっとしたら出たのかもしれない。だから書かずにはいられなかった」という人が本当に多かったです。

渋谷で演説をしても、銀座で演説をしても、向こうから駆け寄って来られる方がすごく多かったです。開口一番「私、自民党員じゃないんだけど」と言われて、なんとなく悲しい気分にならないわけにはありませんが、「投票権はないんだけど聞いてくださいな」という話がすごく多かった。頂いたお手紙の中に、「一度私が住んでいるところに来てください。どれだけ辛い思いをしている人がいるか。政治家はちゃんと見てください。」と。

私は優しい政治とかそういうことを申し上げるつもりはありません。ですけれど、一人ひとりの困っている人達に、政治って自分たちの身近にあるんだという思いは持っていただきたいなと思っているのです。

自由民主党というものが国民の気持ちから離れることが一番怖いことだと思っています。幹事長の頃から申し上げているんですが、小選挙区制の特性で大体投票率は5割です。4割得票すると当選しますので、そうすると積極的に自民党を支持してくださっている方は5割×4割で国民の2割しかいらっしゃらないことになります。そして公明党さんと足して3分の2の議席。

この乖離を忘れるべきではないと思っております。自民党の中で勝てばいいのではなくて、どれだけ多くの国民の方にご理解をいただくか。

やがて臨時国会が始まります。私は閣僚の時そうでしたが、野党の方相手に答弁する時には「お願いですから分かってください」という答弁をいたしました。

野党の方であっても、その後ろには10何万という国民がおられるわけです。そういう方々にいかにご理解をいただくかというのが国会論戦だと思っております。

残された期間がそんなに長くあるわけではございません。2040年というのはあと22年後にやってくるんです。1.57ショック(平成2年)の時、我々は真剣にそれを受け止めたでしょうか。

あの頃、バブルという熱狂に浮かれて出生率最低の1.57がどうしたんだというところが私にもあったのかと深く反省いたしておるところです。

我々政治家は本当に国家・国民のために耳に心地よくないことであってもキチンとお話する。そして一人ひとりが幸せと安心を実感できる。そういう国を作ってまいりたい。それが自由民主党の責務だと考えておるところであります。

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