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緑茶が世界で人気、輸出が過去最高 シリコンバレーでは仕事のお供に

Wirat Suandee / shutter stock.com

 東京税関によると「緑茶」の輸出数量・金額は年々増加し、2017年は過去最高の数量と金額を記録している。特に、緑茶輸出金額の4割以上を占めるアメリカでは、健康志向の高まりや日本食ブーム等を背景に、2013年より毎年輸出額が上昇している。他国と比較しても輸出金額の上昇率が高く、その人気ぶりがわかる。

 アメリカで見かける緑茶といえば、加糖された甘い緑茶というイメージを持つ人も多いだろう。しかし、近年ではアメリカでもヘルシー志向で無糖のお茶を求める人が増えているようだ。アメリカに緑茶を輸出する伊藤園によると、サンフランシスコを中心にスーパーやコンビニ、企業などに飲料を卸している問屋のBayco_Vendingでは、「お~いお茶」の販売数が2012年ころから急激に伸びている。2018年は8月時点で過去最高数量と並ぶ販売ケース数であり、年末には過去最多数を記録する見込みだという。

 サンフランシスコやシリコンバレーの先端企業では、福利厚生の一環として社員に飲料や軽食、場合によっては食事を無償で提供することも珍しくない。そこで提供されるものは、人気だけでなく、社員の健康を意識して推奨するものも取り入れられることが多い。飲料では近年、無糖のものが選ばれる傾向にあり、水や緑茶が多くの企業の共有の冷蔵庫に設置されるようになった。Google社やTwitter社、『Pokémon GO』の開発で有名になったナイアンティック社でも、社員の健康を促進するために、「お~いお茶」が導入されているという。

 ナイアンティック社の広報、Gabriel Stricker氏によると、「以前勤めていたGoogle社やTwitter社でも「お~いお茶」が提供されており、シリコンバレーのオフィスに緑茶は根付いている印象がある」という。また、ナイアンティック社の社員に緑茶への印象を聞いたところ、緑茶のカフェインで頭をスッキリさせたい、次の作業に取り掛かる際の気持ちの切り替えや、リフレッシュするために緑茶を飲んでいる人が多くいたという。仕事中にコーヒーの代わりとして飲んでいると言う人も多くおり、シリコンバレーでは緑茶が一歩先の「ワークコンディショニング飲料」として親しまれているようだ。

 寿司や枝豆といった、日本のヘルシーな食文化が海外で人気になってから久しい。ヘルシーな日本食にぴったりの緑茶が世界各地で楽しむことができる日も遠くないかもしれない。

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