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中国人民銀、リバースレポ金利の変更見送り 米利上げに追随せず


[上海 27日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は27日、リバースレポ金利の引き上げを見送った。米連邦準備理事会(FRB)は利上げを決定したばかりだが、人民銀は即座に銀行間金利を調整することはしなかった。

リバースレポ金利の維持は予想通りで、人民銀はFRBの金利変更に常に追随してはいないものの、世界の2大経済大国の金融政策の相違が浮き彫りとなった。

人民銀はまた、オペ(公開市場操作)を見送ると発表した。銀行システムにおける流動性が「比較的高い」水準にあることを理由に挙げた。

中国経済は緩やかに減速しており、米中貿易摩擦の激化でより大きな圧力に直面している。一方FRBは、米経済が今年は予想を上回る水準で成長し、2019年の鈍化は小幅にとどまるとの見方を示した。

貿易摩擦の激化が経済活動に影響を与えていることから、中国はここ数カ月の間、政策を緩和し資金調達コストの引き下げに取り組んでいる。

人民銀はウェブサイトに掲載した声明で、リバースレポ金利については言及しなかったものの、四半期末の財政支出のため流動性は「比較的高い」水準にあるとした。

人民銀の盛松成参事は新京報に、中国は借り入れコストを引き下げて企業を支援し、安定した成長を促進する必要があるため、利上げは現在の国内経済の状況にそぐわないと述べた。

「FRBの利上げは短期的には人民元に一定の圧力をもたらすだろうが、中国経済はおおむね安定しているため、(圧力は)それほど大きなものにはならない」との見方を示した。

また中国は為替相場と資本の移動を制御しているほか、中国と米国の金利には差があると指摘した。

FRBは26日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.00─2.25%に引き上げることを決定した。

人民銀は3月の米利上げ時には短期・中期金利を引き上げた一方で、6月の米利上げ時は金利を据え置いた。

ウエストパックのアジア地域マクロ戦略部門責任者、フランシス・チャン氏は「中国では定例の金融政策決定会合はなく、金利の調整はいつでも可能だ。きょうのオペ見送り自体は今後の金利の動向にとって特に意味はない」と指摘。「現時点では、市場金利のスプレッドは小さく、人民銀はオペを行う大きなプレッシャーには直面していない」との考えを示した。

人民銀はまた、リバースレポ600億元(87億3000万ドル)の満期到来に伴い、同額を市場から吸収した。

FOMCと人民銀の決定発表後、人民元はほぼ横ばいで推移している。

*内容を追加しました。

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