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預貯金は株よりもリスクが高い

あつまろです。

ジェレミー・シーゲル博士の著作「株式投資」で、保有期間とリスクを論じている箇所があります。結論は「資産を長期間運用するにあたっては株式が一番いい」ということです。

「株式は長期でみれば債券・預貯金よりリスクが低い」

株はリスクが高いという印象が強いのですが、じつはそうではありません。シーゲル博士が米国株式市場200年分のデータに基づき、投資リスク(標準偏差)を算出しています。この結果、保有期間が15〜20年間の場合、株式の投資リスクは債券よりも低くなるという実績が出ていると発表しています。

株価の動きは予測不可能というランダムウォーク理論によるとリスクは保有期間と逆相関になるはずですが、実際に過去データを見ると、株式投資にはこの理論は当てはまりません。投資期間が長くなるにつれて、リスクが大幅に減少していきます。シーゲル博士はこれを「平均への回帰」と言っています。

「なぜ債券・預貯金はリスクが高いのか」

インフレが大きな要因となっています。インフレ時には物価が上昇します。仮に金利があっても物価が金利以上の上昇をしてしまうと、実質価値は目減りしてしまうことになります。 一方、株式はモノやサービスを提供することから、インフレ上昇に対して債券よりも強くなるそうです。日本はいまはデフレなのでピンとこないかもしれませんが、資源価格上昇や国債消化によるオカネの大量供給からインフレが来ることもシナリオに入れておきたいものです。

「株式と債券の資産比率」

シーゲル博士は、もっともリスクが低くなる株式と債券の資産比率を提示してくれています。これは私たちすべての人にとっての資産配分戦略の参考になります。リスクは保有期間によって異なります。1年の保有期間であれば株式:債券=9:91、3年だと22:78、10年だと39:61になります。 30年で見ると株式:債券=71:29と逆転します。長期保有する前提に立てば株式に資産の70%を保有することが最もリスクを抑える資産配分になるということです。

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