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- 2018年09月23日 15:34
【Amazon Echo】、音声ショッピングの成長を支える大型画面の第2世代エコーショー発表!

■調査会社のデロイトによると、年末商戦を含む11月~1月期のオンライン売上は前年同期比で17~21%の増加となる。今年の年末商戦もEコマースが小売を牽引するのだ。別の調査では、1ヶ月で1回以上ネットショッピングする人は66%となっている。調査会社のアドタクシーでは、リアル店舗での買い物よりネットショッピングでの支出が高いとした人の割合が52%だったとの発表だ。
一方で音声ショッピングはどうだろうか。アドタクシーはアマゾンエコーやグーグルホームなどのスマートスピーカーを所有する人は全体の27%との試算だ。過去に1度でもスマートスピーカー経由で買い物したのは24%となっている。音声ショッピングはまだ初期段階となるのだ。
OC&Cストラテジー・コンサルタンツでは、アメリカとイギリスの音声ショッピングは現在の20億ドルから2022年までに400億ドル以上の市場になると強気の予想をしている。音声ショッピングの成長率はネットショッピングの成長より大幅に増加する。この著しい増加を強く後押しするのは、アマゾンエコーとOC&Cは指摘している。
アマゾンは20日、音声ショッピングの成長を支える大型ディスプレイ付のエコーショーなど新製品を発表した。
初代エコーショーのディスプレイは7インチだったが、新エコーショーは10インチに拡大した。ブラウザにファイアフォックスの利用が可能となり、YouTubeも視聴できるようになる。エコーショー第二世代は全体のデザインも初代よりスリムになり、スピーカーも改良された。アメリカでの販売価格は230ドル、日本での価格は2万2,480円だ。発売日はアメリカが10月11日、日本では12月12日となっている。今のところ新エコーショーには「Philips Hueホワイトグラデーション シングルランプ」が1つ付属するキャンペーンも行っている。
アマゾンはまたエントリーモデルで音質が向上した第3世代「エコードット(Echo Dot)」や車載用のアレクサ端末「エコーオート(Echo Auto)」、円柱形の「エコープラス(Echo Plus)」の第2世代、エコーにつないで豊かなサウンドにしっかりした低音を楽しめるサブウーファーの「エコーサブ(Echo Sub)」、さらにエコーと連携して、音声経由で調理ができる電子レンジまで発表している。
トップ画像:日本でも発売予定となっているアマゾン・エコーショー。日本での価格は2万2,480円だ。発売日は日本で12月12日。今のところ新エコーショーには「Philips Hueホワイトグラデーション シングルランプ」が1つ付属するキャンペーンも行っている。
こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。食品メーカーや卸、食品スーパーに携わっている関係者なら音声ショッピングについてはフォローしたほうがいいでしょう。特にディスプレイ付きのエコースポットやエコーショーは購入しておくべきです。音声ショッピングの市場は必ず大きく成長すると考えています。台所の戸棚や冷蔵庫にある食品の8割以上がいつも購入している商品です。主婦なら切らさないように定期的に購入している商品でもあります。
わざわざメモって買いに行くというより、思いついたときに音声で備忘録に残しておき、次回のデリバリーのときに一緒に宅配してもらうような商品です。小さな子供がいて、働いてもいるような母親なら忙しさで買い物にわざわざ出かけることも難しい。仕事帰りは疲れていて買い物する気にもならない。音声ショッピングの利用が十分に考えられるというわけです。
ポイントは音声ショッピングにAIがかかわっているということ。つまりスキルアップで利用がどんどん簡単になっていくのです。
うちにはエコーショー初代がありますが、第2世代も購入したいと思います。プライムナウを利用した音声宅配も改善していくと思いますから。