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オンラインサロン44号 「安楽死・尊厳死議論の最前線・2」

今回は、尊厳死・安楽死の2回目の記事をお送りします。このテーマをお届けすると賛否両論、いつも大きな反響があります。最近はテレビドラマなどでも、たびたび扱われるようになり、特に生命維持装置や胃瘻の処置をしない場合、死に至るケースについて多く語られるようになりました。しかし、ドラマに水を差すつもりはありませんが、その内容は、脳死についてが中心で、臓器提供をすれば、誰か別の人の体で生きていくことができるという結末だったりするのは、気になります。

大切なことは、「自然死」とは何なのか? その場合、本人や家族にとってどうなのか? 日本で自然死を定義できるのかどうか?そこからスタートしないと、「臓器を提供するために」尊厳死があるわけではありません。安楽死についても、自分の命は自分で決めるものだから、いつでも勝手に死ねればいいではないか? という意見も寄せられます。しかし、安楽死は、「自殺」の自由ではないのです。自殺を手伝うために医師が死に至る処置(基本的には薬による処置)を肯定するという内容では決してありません。

私は、安易に日本でも「尊厳死・安楽死」についてオランダ型のものを直ちに取り入れろと主張しているのではありません。オランダ型を参考にして、死とは何か? 特に「自然死」についての議論や定義ができるかどうかが、この問題のスタート地点だと考えています。

高齢化社会だかとか、終末期医療のコストがかかるからという理由ではありません。「尊厳死・安楽死」について、法整備をしないと、そこに苦しむ本人とその家族、医師も含む関係者がいるというのが理由なのです。

どうかこの問題が感情的にならずに、立法府でも活発な議論がスタートできたらいいと思っています。

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