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1998年の亡霊 マリファナ株は文字どおり麻薬! 近寄らないで!

僕はことある毎に「今年の相場は1998年の相場を彷彿とさせる」ということを話してきました。

当時、アメリカはドットコム・ブームの真只中。アメリカ経済も好調でした。ドルは堅調で世界の投資資金は「アメリカへ、アメリカへ」と流れていました。

これは今日の状況に似ています。いまアメリカ経済は好調ですし世界の投資資金がアメリカへ集まってきています。

しかし1998年は恐ろしいdisruptionの年でもあったのです。夏にロシアがデフォルトし、いわゆるルーブル危機が起きました。

それとの対比で言えばこんにちそれに相当する新興国の危機はさしずめアルゼンチンとトルコでしょう。

結局、98年はLTCMというヘッジファンドの破たんを見ました。

ただポイントとしてはそれで米国株の相場が終わったのではなく、小型株への投機熱は一層昂ぶったという点です。

こんにちのアメリカ市場でも当時を彷彿とさせるチャラチャラした銘柄のオンパレードが見られます。その代表例が大麻(マリファナ)関連銘柄のティルレイ(ティッカーシンボル:TLRY)でしょう。

「A」が決算を出しMarket Hackの読者に注意を促した日。「B」が下の寄り前ツイートを発した日です。
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ティルレイはいまのところ医療用大麻しか販売してないので、売上高は「限りなくゼロに等しい」です。百歩譲って10月17日からカナダで解禁される娯楽用マリファナの市場がアナリストの楽観的な予想通りに実現したとしても、2020年(!)の売上高予想の87倍で取引されています。

普通、インターネット株でもPSR(時価総額対売上高比)で15倍くらいがギリギリの水準でしょう。だから87倍というバリュエーションがいかにクレイジーかわかろうというもの。

いずれにせよテクニカル・チャート的にはダメージが確定しました。いわゆるbroken stockです。近寄らないこと。

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