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「言うだけ番長」って本当の事では?

「言うだけ番長」って本当の事では?
23日の記者会見で、民主党の前原誠司政調会長が、産経新聞記者の取材拒否を宣言したが、これは全く呆れたことで、なんと幼稚なことを言うのかと驚いた。
 事実を歪曲して、嘘の報道をしたのなら、けしからんことだが、いつも色々言う割には、その後ウヤムヤに終わらす癖がある前原氏、むしろ、決して間違った記事ではないのにと思った。
 
私が一番印象に残っているのは、群馬県の八ッ場ダムの建設を凍結した問題である。
 国土交通大臣に就任して最初に華々しく打ち出したのだが、それまでの経過や用途も、又、掛かった莫大な費用も、止めた場合の契約違反による弁償も、何も考慮せずの独断であった。
早速、各所から反対ののろしが上がった。
結局、ダムはその後、建設再開となったのだが、前原氏も不承不承ではあろうが、最後はこれを受け入れている。責任をもって言ったのだから、身体を張ってでも止めるのが筋というものではないか。
 政調会長就任早々、アメリカに行って、「武器輸出三原則を見直したい」と発言した。
 早速、何も聞かされていない党内から、「前原の勝手な独断専行」と反発が起こり、これを許すなという激しい声となった。その後、彼はすっかり鳴りを潜めているが、やっぱリ言うだけで終わっているのだ。
 例を上げようと思えば枚挙に暇がない。
「言うだけ番長」とはよく言ったものだと、むしろ感心するくらいなのである。
 何でも「夕焼け番長」という漫画からとったらしいが、私はそのような本は知らない。しかし、漫画の主役なんだから名誉なことではないか。

 私は、自民党政権の時代、党3役の総務会長を務めた。そこには「番記者」がいつもいて、多いときは20人もの記者に囲まれていた。
 私の場合、彼等とはすっかり親しくなって、いつも私を庇い、支えてくれるような存在になっていた。悪口を書くような人は皆無であった。もっとも、大事なことは、書かれるようなヘマをしないことだが・・・。
 勿論、政策的なことも詳しく正確に伝えて、彼らが正しい記事を書けるようにしたものであある。
 あの頃の記者達は、今でも長い交流を続けてくれている。
要は信頼関係をどう構築していくかという事で、これは大臣の時も同じであった。
 トップに立つもの、役人も新聞記者も自家薬籠中の物にしていく器量が大事なのである。

私の友人の政治評論家三宅久之氏が、いみじくも述べていたが、特定の報道機関の記者を締め出すことは、政党助成金を受けている公党の要職にある者として、取るべき態度ではない。
記者には取材する権利があり、税を納めている国民には知る権利があるということなのだ。
これで前原氏、「言葉だけで結果の伴わない人」とレッテルが張られることになった。 
まあ、重ねて言うが、前原氏、政治的にまったく幼稚、これでは天下を取ろうなど、とても考えられないことなのである。

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