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政治的復権を果たした小沢氏は、まずは解散阻止のためだけに動くだろう

一寸先はバラ色、というのが福田元総理がクローニンの会で語った言葉である。
必ずしも一寸先は闇というわけではない、何が起きるか分からない、悪いことばかり考えていることはない、ひょっとしたら思いがけないことが起きるかも知れない、ということを示唆したいい言葉だと思っている。

東京地検特捜部田代検事ののとんでもない捜査報告書が明るみに出たおかげで小沢氏は、今や晴れて天下の公道を歩めるようになった。
目下のところ、一寸先はバラ色という言葉は小沢氏に進呈した方がいいようだ。

今朝の朝日に掲載されている小沢氏のインタビューなど、私が念頭に置いていることと殆ど変らない。
目が見えないのかと思っていたが、ちゃんと周りを見ている。
口が利けないのかと思っていたが、立派に口を利いている。
小沢氏のいいところが今朝の朝日の紙面には良く滲み出ている。

筆一つで政治家の生き死にを左右できる力を持っているのがマスコミである。
朝日を読んでいる人は、朝日の小沢氏に対する視線が大きく変わったことを知ったはずだ。
これで読売や産経、日経が追随するようだと小沢氏は英雄になっていく。
ヒールがヒーローに変身できるかどうかの大きな転換点を、今迎えているようだ。

小沢氏の勉強会に105人もの国会議員が集まっているというのだから、政治的には小沢氏は復権を果たしたと言うべきだ。
民主党の党員資格停止などどこ吹く風、というのだから、これは強い。

小沢氏の強さの秘密は、「野田総理の解散権行使封じ込め戦略」にあるのだろうと思っている。

野田総理は、適当な時期に衆議院の解散を強行する腹積もりだ。
野田総理の下で衆議院を解散して衆議院総選挙に雪崩れ込めば、解散後の政局でも野田総理が主導権を握ることが出来る可能性が高い。
衆議院選挙が終われば、民主党の執行部と自民党、公明党が手を結ぶことも許されるようになる。
野田民主党内閣の延長上での新たな民自公連立政権の樹立が見えてくる。

これをやられたのでは、小沢氏が登場する舞台がなくなってしまう。

選挙では惨敗必至と言われている小沢チルドレンがあらかた姿を消してしまうのだから、小沢氏としては今のままで何とか民主党を自分の支配下に取り戻したいと思うはずだ。
選挙になるのは嫌だ、一日でも先に延ばして欲しいと本音では思っている多くの民主党の国会議員は今だったら小沢氏と共同歩調を取る可能性が高い。

伸るか反るか。

まさに今はそういう時期である。
これから暫くの間は、小沢氏と野田氏の戦いから目が離せない。
まあ、石原新党も自民党も当分蚊帳の外だ。

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