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大停電を理由に原発再稼働なんて

被災者支援とともに、北電が全道大停電を起こしたことの検証も進めなければなりません。ちょうど今日は道原発連(原発問題全道連絡会)の講演会があり、参加しました。講師は日本共産党原発・エネルギー問題対策委員の鈴木剛さんです。


「なぜ大停電となったのか」は、道民の誰もが持つ疑問。停電になったことは日常生活の不便さを生んだにとどまらず、生産から流通、小売りのどの段階もストップさせ、酪農家が搾乳できず乳房炎や死亡が広がり、透析患者はじめ多くの医療的ケアを必要とする方々の不安を広げました。何より泊原発への外部電源が遮断されたため、使用済み核燃料を冷やすのに予備電源を使う事態にまでなったのでした。

地震発生後は被災地・被災者支援に傾注して、大停電の影響や検証などは報道で知ることが多かった私。国会からの情報も届いてきたので、専門家の検証とあわせて、北海道からこの問題の追及と解決を進める力になりたい。

北電は大停電の理由を「需給のバランスが崩れたから」と述べました。そのバランスを取るために、部分的に停電としてバランスを取っていくのが「電力会社のイロハ」と聞きましたが、バランスを崩したのは北電自身だったのではないのでしょうか。判断のミスか機械的なミスか、整理して説明するべきです。

根本的には、厚真火力発電所に電力の半分を頼ってきた構造の問題があると思います。その考えは、泊原発の再稼働とつながっていると思います。一ヵ所による大規模発電は、今回のようなリスクも存在します。供給源を分散させていれば済むと思われますが、その努力を北電は進めてきたのでしょうか。投資分を、泊原発の再稼働に向けて充ててきたのが現実ではないのでしょうか。

講師の鈴木さんも、電力供給についてリスク分散が必要ではないか、原発にせよ火力発電にせよ「一極集中」のあり方については検証が必要ではないかと触れられました。会場からの発言でも、停電の時間帯なども含めて北電の情報公開が欠かせないとの意見もありました。私からは厚真町など状況に触れつつ、国会と連携して北電に説明を求めていくことも発言しました。

今回の事態を機に「泊原発の再稼働が必要だ」という発言もありますが、震度2でも外部電源が遮断されるのに、どうして原発の安心を確保できるというのでしょうか。エネルギーも地産地消へ向けた、分散型のネットワークを本格的に進めるときだと思います。


今日は久しぶりに、札幌市内での宣伝にもとりくみました。昨日、小池晃書記局長が来道して義援金を届け、避難所で要求を聞いてきたことなどを報じた「しんぶん赤旗」の見本紙などもお渡ししました。なお今日の「しんぶん赤旗」には、清田区で聞いた住民の声、ボランティアセンターの現状なども報じています。

自民党総裁選の真っ最中ですが、被災地をまわってきた実感からすると、とてもかけ離れた論戦をしている感があります(そもそも安倍首相の場合は、論戦にもなっていない発言も多い)。多くの被災者のなかでも、さらに社会的に立場の弱い方が、今回の地震でも負担や苦労を背負っています。そのような国民がいる現実に、応えているように思えません。

大元から政治を変えたいと痛感する毎日です。

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