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国家公務員の長時間労働はなぜ解消されない? 「根性で働いてる人が多い」「仕事の達成感がひとしお」と元官僚が解説

ここ最近、働き方改革が推し進められ、残業時間削減が叫ばれるようになった。だが、今年3月、厚生労働省の働き方改革を推進する担当部署で、残業時間が最長で200時間にも上っていたことが発覚した。

働き方改革の旗振り役である厚生労働省が、長時間労働を追われている現状に「お前らがまず働き方改革に取り組め」とツッコミを入れたくなってしまう。

そんな中、9月18日に放送された『モーニングCROSS』(MX系)では、元官僚で社会保障経済研究所で代表を勤める石川和男氏が、官僚が長時間労働になってしまう原因を語った。(文:石川祐介)

「俺たちが頑張れば国が良くなる」と考えるモーレツ職員のせい?

『モーニングCROSS』番組公式サイト

まず、石川氏は「民間企業は以前から改善してると思うんですけど、霞が関というか中央政府は変わってないですね」と働き方改革の遅れを指摘する。石川氏はかつての通産省(現:経産省)で働いていた経験があり、最近また経産省と仕事をする機会があったらしいが

「(自分が働いていた時と)同じ。明け方の3時4時にLINEするじゃないですか。即レスで返ってくる」

と自身が働いていた時と全く働き方が変わっていなかったと話す。

そして、官僚が長時間労働に陥ってしまう要因について

「(仕事を)やり終えた時の達成感が、霞が関とか官僚の世界ではひとしおと言うか、例えば、自分が携わった法律改正とかが、最後の参議院の本会議で起立するじゃないですか?何物にも代え難い」

と解説。官僚は"国を背負っている"という壮絶なプレッシャーを抱えながら働いているため、仕事が成功した時の達成感は相当なものらしい。その達成感をもう一度味わいたいがために、時間を気にせず"モーレツ"に働く人は少なくないという。

さらに、「体育会系というか根性系が多い。『俺たちが頑張れば国が良くなる』的な人も未だにいる」ということも長時間労働から抜け出せない原因であると口にした。滅私奉公の精神で身体を壊すまで働く職員もいるという。

長時間労働になる大きな要因"国会待機"

司会の堀潤さんから「そもそも不要な残業ってなんですか?」と聞かれた石川氏。一例として

「国会答弁ってあるじゃないですか?答弁を書くのは全部官僚なんですけど、私から言わせると非常に無駄が多い。国会待機といって、国会の先生、特に野党の先生は意地悪が多い。こういうことやってるからダメ」

と答弁を作成するための国会待機が無駄だと主張する。そして、国会待機を無くすためのアイデアを語った。

「大臣とか副大臣は自分で答弁できないんですよ。外国の国会で僕が良いなって思ったのが、討論が多いんです。報道するなら、答弁より討論をやったほうが面白いし、見るほうもそっちのほうが面白いでしょ? だから、討論に全部変える」

そして最後に「大臣が資料持ってるんですけど、それを公開しろ。そっちのほうが早い。それをやるだけで全然違う」と官僚が作成した資料を公開すれば、見る側にとっても議論の内容が理解しやすなり、メリットがあると締めた。

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