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小泉進次郎氏「人と違うことを恐れるな『とりあえずビール』を拒否するところから始めよ」

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小泉進次郎議員に質問コーナー

BLOGOS編集部

——人材のお話をされていたと思うのですが、「若者に期待していること」をお伺いしたいです。

小泉:若者に期待すること、一言で言うと「Be the Difference」。

今、堀田理事長がおられるから言うわけではありませんけれども、僕は本当に大事だと思います。人と違うことを恐れない。

「とりあえずビール」をやめる

写真AC

例えば最近、小さなことですけれども、私がしていることは何かといいますと、議員の仲間とか、時々お世話になった官僚の皆さんとか、友達とも飲み会に行きますが、そのときに「とりあえずビール」をやらないことにしているのです。

日本というのは、「小泉さん何にしますか?」と、私のように気を使われる立場の人間が「じゃあ、ビール」と言うと、ビールを飲みたくない人まで、みんな1杯目がビールになってしまうわけです。私はそれを見るのがすごく嫌で、お酒って、飲みたくないお酒を飲むときほど、まずい酒はないです。

だから、好きな酒を1杯目から頼めばいいのです。だから、私は1杯目をみんなに変えてもらうために、ビールを飲みたくてもビールを頼まないのです。最近は、1杯目のハイボール率が相当高いです。我慢して2杯目に生ビールを頼みます(笑)。

——そうすると、(小泉さんに合わせて)みんなハイボールにならないのですか?

小泉:この前、それがあったのです。だから、これからはちょっと何にしようかなと、今度から生ビールとハイボール両方でと言おうかなと思ったぐらいですけれども。例えばサークルとかゼミの飲み会のときに人に従わないということです。

Be the Difference。本当に大事だと思います。私がこうしたい、俺はこうしたいという主張をきちんと大事にして、最後は自分が納得する以外にないですから。

BLOGOS編集部

——学生、あるいは社会に出て会社に入っても、すごくやる気がある人と、残念ながらそうではない人とのモチベーションのギャップというのがかなり目立っています。しっかり頑張ろうという人が、モチベーションがない人にどんどん引っ張られてしまって、全体の士気が下がってしまうのはどうしたらよいでしょうか。

小泉:これは正直、僕自身も同じ悩みを持っています。自分のモチベーションが高ければ、周りのモチベーションが上がるという単純な問題ではないので、モチベーションコントロールをどのように合わせて、結果的に大きなモチベーションを組織・チームとして行っていくかというのは、最終的には一緒に仕事をする一人ひとりが何にモチベーションを感じるのか、という理解をすることがとても大事だと思います。

私は、松岡修造さんが大好きですけれども、松岡修造さんのあの熱さ、あれは最高です。しかし、みんなが松岡修造さんのような熱さを表に出すかというとそうではなく、表に出さないけれども、中身は松岡修造さんみたいな人はたくさんいるのです。

大事なのは、常に理想的なリーダーシップとフォロワーシップは何だろうかと問い続け合うこと、これがモチベーションアップにとても大事ではないのかなと思います。

坊主頭のいない甲子園が見たい

BLOGOS編集部

もう1つ、教育現場の話で言えば、教育は自分たちで変わるスピードをもっと早めてほしいと思います。教科書を変えるのにもとても時間がかかって、教科書が変わったときは時代も変わってしまっているような気がします。

最近で言えば、夏の甲子園も盛り上がりましたけれども、将来、坊主頭のいない甲子園も私は見たいです。もう自由でいいのではないでしょうか。私も高校球児だったことがありますけれども、坊主にしたらヒットが打てるのかなと思いました。それも自由であるべきだし、別に坊主にしたい人はそれでいいのです。

そして、2年後から小学生のプログラミング教育が始まります。最近、ニュースを見てびっくりしたのは、学校の先生たちがプログラミングを習いに行っているそうです。私は習わなくていいと思います。なぜなら、今の先生たちよりも、今の10代のほうが、よほどプログラミングがネイティブだから。分かっている子がたくさんいます。今から学ぶ先生たちが、その子たちにプログラミングを教えるということが、本当に先生たちにとっても、生徒たちにとっても幸せですか。私は、これから社会がどんどん変わっていくたびに、先生たちがそれに追いつく研修をやり続ける果てにあるものは、先生たちの疲弊と、教育の質の低下だと思います。

だからそういったものは、どんどんアウトソースして、本当に教師が生徒と向き合ってやるべきことは何なのかを考えたら、外国人の方が教室に入って英語を教えるように、プログラミングも先生たちが学ぶ必要はないのです。

教育の全体的な改革も、最終的には先生のモチベーション、学ぶ側の生徒のモチベーション、そういったところも含めて上がっていくと思いますし、18歳から22歳までが大学生だと思い込んでいるこの日本の社会が変わって、行きたいときに行くのが大学であるというように、まさに生涯学習を担う場所へと変わっていくのではないでしょうか。

今、経済連の中西会長が、「2021年から新卒一括採用廃止」という言葉を投げて、その波紋が広がっていますけれども、このような波紋が広がることを私は大歓迎しています。それが本当にいいかどうかを含めて議論をすればいいのではないかと思います。
[ PR企画 / 日本財団 ]

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