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自殺念慮を抑制する睡眠時間、男性8時間、女性7時間 離婚は未婚よりも自殺リスクが高いことも判明

日本財団は9月13日、『第2回自殺意識調査』の報告書を発表した。2016年8月に実施した前回調査の回答者を対象に、2017年7月に追跡調査を実施。2万2211人から回答を得た。

前回調査で、"本気で自殺したいと1年以内に考えたことがある"と答えた人のうち、67%が今回調査の時点でも自殺念慮を抱いていることがわかった。

原因の組み合わせ、最多は家庭問題・健康問題・経済生活問題


前回調査では、自殺未遂の経験者が6.4%いた。内訳は、「1年より前にある」人が6%、「1年以内にある」が0.4%だった。前回、「1年以内にある」と答えた人のうち、55%は今回調査までの間に自殺未遂を繰り返していた。

特に20~30代では62%に上っており、40代以上の46%を上回っていた。また男性では60%、女性では51%で、男性の方が自殺未遂を繰り返しやすい傾向にある。

自殺念慮の原因の組み合わせとして最も多かったのは、家庭問題・健康問題・経済生活問題の19%。次いで、経済生活問題・勤務問題・健康問題の9%だった。

婚姻歴と自殺念慮・未遂との関係を見ると、「離婚」はリスクを高めることがわかった。「未婚」のリスクを上回っており、結婚していないことよりも、離婚することのショックの方が危険なようだ。

また睡眠時間は短すぎても、長すぎても良くない。自殺念慮を抑制するのに最も効果がある睡眠時間は働いている男性で8時間、働いている女性7時間だということがわかった。

身近な人の自殺は、さらなる自殺を誘発する。恋人を自殺でなくした直後は、家族や友人を自殺でなくした場合よりもはるかに自殺念慮・未遂の危険性が高くなる。ただし時間が経つにつれて、同居家族や友人の自殺のリスクが高まる。

相談窓口があまり認知されていないことも明らかになった。最も知っている人が多かったのは「日本いのちの電話」で、「内容までよく知っている」と「大体知っている」は計13%に留まった。「こころの健康相談統一ダイヤル」は6.7%、「よりそいホットライン」は3.2%と軒並み1割をきっている。

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