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- 2012年02月22日 11:07
「企業が欲しいのは低賃金労働者。生活できる給料をあげたいわけじゃない」ニコ生×BLOGOS第6回 チョコと格差と貧困問題
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ニコニコ生放送とBLOGOSがタッグを組んでお送りしている、「ニコ生×BLOGOS」第6回はバレンタインデー当日の放送!
チョコをたくさんもらえる人、まったくもらえない人。1年でもっとも格差を身近に感じるこの日に、お送りしたのが「若者の貧困・格差問題」若者の就職難、過去最高を更新した生活保護費、数字だけでは見えてこない貧困、そして格差の“今”に迫りました!
ゲストは、フリーライターで、若者の貧困問題に詳しい赤木智弘氏と国会で難民問題を取り上げたり、様々な貧困対策、雇用対策を訴えている前参議院議員・日本共産党政策委員長・小池晃氏。 日頃から、貧困と格差問題について真剣に取り組んでいるお2人だからこそ、知っている現状を伺いました。
【出演】
司会:大谷広太(BLOGOS編集長)
アナウンサー:小口絵理子
コメンテイター:須田慎一郎(経済ジャーナリスト)
ゲスト:赤木智弘(フリーライター)
小池晃(前参議院議員・日本共産党政策委員長)
ニコ生×BLOGOS 第6回「チョコと格差と貧困問題」動画のアーカイブを見る
小口:一体、日本全国でどれぐらい失業率が高いのか。高度経済成長期と呼ばれた80年代に比べまして、90年代はじめからずっと右肩上がりを続けていて、失業率が増えています。
大谷:小泉政権になったあたりから一旦減少に転じてはいるんですけれども、その後リーマンショックからあがり続けているという理解でよろしいでしょうか、須田さん?
須田:そうですね。そういった意味で言うと、リーマンショックであるとか、ヨーロッパ経済危機であるとか、外的要因で完全失業率があがってきたという側面が強いですよね。加えて、新興国の台頭ということも、私はあるのではないのかなと。要するに、今まで職があった、国内で仕事をされてきた人たちが、その職場であるとか、職そのものを外国に奪われていくという事もあったんではないかと思いますね。
小池:景気の変動で、これだけ失業率が変化するようになったという背景には、雇用政策が大きく変わって、クビ切り自由の非正規雇用が増えてきたと。リーマンショックがあった2008年からあと、急激に失業率があがっている。これはやっぱり派遣切りの影響がはっきり出ているんですね。だから、雇用破壊のあらわれというのが、ここにはっきりでてるなーと私は思うんです。
赤木:重要なのは(失業率が)上がった下がってではなくって。影響が明確にでてしまうか、でにくいかということで。でにくいほうはやっぱり安定しているわけですよね。こうやって上にあがって、下にさがって、また上にあがるっていうのは、景気の影響をダイレクトに労働者が受けているということですね。
小口:非正規雇用の仕組みが経済を押し上げたっていう側面もあったんですものね。
須田:いってみれば、企業のですね。経営の安全面みたいなところが、先ほどいわれた派遣労働者であるとかね、非正規雇用の社員だとか。彼らはある意味で、企業側の役割ですから。当然、景気が悪くなってくれば、企業側はそこを切っていく。雇用を減らしていく…という風に当然なってくると思いますね。
小口:また数字でみますとね。去年の12月の完全失業率4.6%。275万人が完全失業者になります。さらに、もっとびっくりしたのがですね。去年12月の完全失業者数。年代別のデータで25歳~34歳という。働き盛りの世代ですよね。この世代がもっとも多い67万人ということなんですね。で、もっともっと問題になってますのが、若者の就職難。このあたり赤木さんもお書きになってますけれども。本当に若者に雇用がないのが現代の日本。
赤木:単純に失業率といっても、それがどこの層に直接当たっているのかっていうのは、若い人のほうが大変だということで。特にリストラが問題となった時、山一証券が潰れて正社員が職を失い大変だ・・・ということになりましたよね。この時、みんなが守ろうとしたのは正社員なんですよ。正社員を守ろうとして、その一方で新卒の学生の採用を減らしていく。そうしたことで、正社員の生活は守ったかもしれない。けれども、そのかわり社会に吸収出来ない若者というのがドンドン増えてしまって。その時はやっぱり“景気がよくなれば”とみんな思ったんだと思うんですね。実際、景気というのはダラダラとよくなっていたんだけれども。それは結果として、そうした層(採用が減った新卒の学生)を切り捨てたことによって生まれた景気だと思うわけですよね。
チョコをたくさんもらえる人、まったくもらえない人。1年でもっとも格差を身近に感じるこの日に、お送りしたのが「若者の貧困・格差問題」若者の就職難、過去最高を更新した生活保護費、数字だけでは見えてこない貧困、そして格差の“今”に迫りました!
ゲストは、フリーライターで、若者の貧困問題に詳しい赤木智弘氏と国会で難民問題を取り上げたり、様々な貧困対策、雇用対策を訴えている前参議院議員・日本共産党政策委員長・小池晃氏。 日頃から、貧困と格差問題について真剣に取り組んでいるお2人だからこそ、知っている現状を伺いました。
【出演】
司会:大谷広太(BLOGOS編集長)
アナウンサー:小口絵理子
コメンテイター:須田慎一郎(経済ジャーナリスト)
ゲスト:赤木智弘(フリーライター)
小池晃(前参議院議員・日本共産党政策委員長)
ニコ生×BLOGOS 第6回「チョコと格差と貧困問題」動画のアーカイブを見る
30代男性の正社員 5人に1人が12時間労働の現実
小口:一体、日本全国でどれぐらい失業率が高いのか。高度経済成長期と呼ばれた80年代に比べまして、90年代はじめからずっと右肩上がりを続けていて、失業率が増えています。
大谷:小泉政権になったあたりから一旦減少に転じてはいるんですけれども、その後リーマンショックからあがり続けているという理解でよろしいでしょうか、須田さん?
須田:そうですね。そういった意味で言うと、リーマンショックであるとか、ヨーロッパ経済危機であるとか、外的要因で完全失業率があがってきたという側面が強いですよね。加えて、新興国の台頭ということも、私はあるのではないのかなと。要するに、今まで職があった、国内で仕事をされてきた人たちが、その職場であるとか、職そのものを外国に奪われていくという事もあったんではないかと思いますね。
小池:景気の変動で、これだけ失業率が変化するようになったという背景には、雇用政策が大きく変わって、クビ切り自由の非正規雇用が増えてきたと。リーマンショックがあった2008年からあと、急激に失業率があがっている。これはやっぱり派遣切りの影響がはっきり出ているんですね。だから、雇用破壊のあらわれというのが、ここにはっきりでてるなーと私は思うんです。
赤木:重要なのは(失業率が)上がった下がってではなくって。影響が明確にでてしまうか、でにくいかということで。でにくいほうはやっぱり安定しているわけですよね。こうやって上にあがって、下にさがって、また上にあがるっていうのは、景気の影響をダイレクトに労働者が受けているということですね。
小口:非正規雇用の仕組みが経済を押し上げたっていう側面もあったんですものね。
須田:いってみれば、企業のですね。経営の安全面みたいなところが、先ほどいわれた派遣労働者であるとかね、非正規雇用の社員だとか。彼らはある意味で、企業側の役割ですから。当然、景気が悪くなってくれば、企業側はそこを切っていく。雇用を減らしていく…という風に当然なってくると思いますね。
小口:また数字でみますとね。去年の12月の完全失業率4.6%。275万人が完全失業者になります。さらに、もっとびっくりしたのがですね。去年12月の完全失業者数。年代別のデータで25歳~34歳という。働き盛りの世代ですよね。この世代がもっとも多い67万人ということなんですね。で、もっともっと問題になってますのが、若者の就職難。このあたり赤木さんもお書きになってますけれども。本当に若者に雇用がないのが現代の日本。
赤木:単純に失業率といっても、それがどこの層に直接当たっているのかっていうのは、若い人のほうが大変だということで。特にリストラが問題となった時、山一証券が潰れて正社員が職を失い大変だ・・・ということになりましたよね。この時、みんなが守ろうとしたのは正社員なんですよ。正社員を守ろうとして、その一方で新卒の学生の採用を減らしていく。そうしたことで、正社員の生活は守ったかもしれない。けれども、そのかわり社会に吸収出来ない若者というのがドンドン増えてしまって。その時はやっぱり“景気がよくなれば”とみんな思ったんだと思うんですね。実際、景気というのはダラダラとよくなっていたんだけれども。それは結果として、そうした層(採用が減った新卒の学生)を切り捨てたことによって生まれた景気だと思うわけですよね。




