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全米OPの大坂なおみへの恥ずべき仕打ち

大坂なおみが全米OPを制したことは紛れもない偉業であり、真に称賛されるべきことだ。しかし、全米OPが彼女に対して行った仕打ちは真に残念なものだった。NEW YORK POSTはIt's shameful what US Open did to Naomi Osaka(全米OPが大坂なおみに対して行ったことは恥ずべきことだ)という記事を発表し、激しく糾弾している。

大坂にとってセレーナ・ウィリアムズに全米OPの舞台で勝つことは幼い頃からの夢だった。それにもかかわらず彼女は祝福されず、全米OPは彼女にスポーツマンシップに悖る仕打ちをした。


表彰式において、大坂は顔を覆い泣きはらしている。ブーイングは鳴り止まず、全米テニス協会(USTA)の会長であるカトリーナ・アダムズは、「今日はみんなが期待していた結果じゃなかっただろうけど」と述べ、優勝した大坂を差し置いて、まずセレーナを褒め称えた。「セレーナ、あなたはチャンピオンの中のチャンピオンであって、すべての人にとって理想の母親であり尊敬される」と持ち上げた。その後、大坂への祝辞が続いたが、「最も世界で偉大なイベントにおける勝利を皆で祝福しましょう」という投げかけに対し、聴衆はブーイングで答えた。

優勝者が全く笑みを見せない表彰式は記憶がない。硬い表情で謝罪を口にする大坂の姿は痛々しくて見ていられない。優勝者が涙ながらに謝罪する表彰式なんて狂ってる。
しかし、試合は客席からのコーチング(指導)の疑いで警告を受けたS・ウィリアムズが、主審を「嘘つき! 謝れ!」などと罵るなど荒れた展開となっていた。表彰式が始まると、S・ウィリアムズの出産後初の全米制覇を期待していた客席からブーイングが起こった。

 大坂の目から涙がこぼれ落ちた。S・ウィリアムズに肩を抱かれても表情は硬いまま。偉業達成の感想を問われた優勝インタビューでも涙をこぼし、異例の言葉を口にした。

 「ちょっと質問じゃないことを語ります。みんな彼女(S・ウィリアムズ)を応援していたのを知っている。こんな終わり方ですみません。ただ試合をを見てくれてありがとうございます。本当にありがとう」

 そして、S・ウィリアムズにお辞儀をして「プレーしてくれてありがとう」。プレー中とは正反対の弱々しい大坂の姿に、ブーイングを浴びせていた客席が一瞬、固まった。
そもそも本件に対し彼女に非がないことは明らかだ。彼女は全米OP決勝の舞台でセレーナと正々堂々試合をし、勝利したのだ。非があるとしたらルール上は主審による三つの警告は正しかったのに主審を泥棒呼ばわりしたセレーナのほうだろう。セレーナが表彰式でブーイングを鎮めたことを美談とする向きもあるが、そもそも自分が招いた事態である。

大坂は全米OPを制した。優勝は彼女にとってかけがえのない喜びの瞬間になるはずだったし、なるべきだった。しかしその瞬間は永遠に奪われた。

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