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キートン山田 さくらももこさんに伝えられなかった言葉明かす

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――毎週、オンエアは見てるんですか?

キートン:見てますよ。まだ幼い孫と一緒に見ていると、ぼくの顔を見て、テレビを見て、不思議そうな顔をします。向こうでしゃべってるのかなって、テレビの裏にぼくを探しに行ったりもします。

『ちびまる子ちゃん』って、どこにでもありがちな家族だから誰でも共感できるし、3世代で暮らしているだけで“ドラマ”だよね。今はめっきり減りましたからね。それに、まる子を含めて個性的なキャラクターが出てくるし、だから声優陣も個性的だし、芝居している姿を見ているのも楽しいよ。みんな年齢を忘れて演じてますから、小学3年生を。

『ちびまる子ちゃん』で人生が変わったという

――収録現場の様子はどんな感じですか?

キートン:30分のアニメ番組って、収録に2時間くらいかかるんです。1回座ったままアニメを一通りみんなで見て、その後、立って実際に声を出す。その次が本番ですから、どうしてもそのくらいかかるんですよ。ベテランぞろいだから2時間で終わるのは早い方だけど、NGはちょこちょこありますよ。

 スタジオには翌週収録分の台本が置いてあるの。それを持って帰るんだけど、家では読まないね。新鮮な気持ちで本番に臨んだほうがいいかなって。

――『ちびまる子ちゃん』の声優さんたちとプライベートなおつきあいはあるんですか?

キートン:初期の頃は仲間うちで飲みに行ったりしたんだけど、最近はみんな年を取ったので、なくなったよ。忘年会は、制作会社さんも含めて豪勢にやります。ホテルの宴会場で、立食パーティー形式。150人くらい集まるかな。 

――最後にキートン山田さんにとって、『ちびまる子ちゃん』とは?

キートン:44才のときから放送が始まったんですけど、人生が変わりました。こんなに長い番組をやったことがないしね。なかにはやりたくない仕事だってありましたよ。でも『ちびまる子ちゃん』には、出会えてありがとう、という気持ちでいっぱい。やりたい仕事だと思えましたから。いつまでも続けていたいです。

【キートン山田(きーとん・やまだ)】
1945年10月25日生まれ。北海道出身。1970年、声優デビュー。アニメ『一休さん』の将軍さま役やアニメ『サイボーグ009』の004役などで脚光を浴びる。1983年、山田俊司からキートン山田に改名。1990年、アニメ『ちびまる子ちゃん』のナレーションで再ブレイク。俳優・ナレーター・声優として活躍している。

撮影■浅野剛

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