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イーサリアム(ETH)は穴の開いたバケツ なぜ価格はダダ下がりする?

イーサリアム(ETH)の価格がダダ下がりしています。なぜETHは下がっているのでしょうか?

僕の考えではICOのプロモーターが売っているから。

イーサリアムは仮想通貨ということに加えて「Apple Ⅱ」みたいな「汎用コンピュータ」の性格を持っています。

だからイーサリアムの「汎用コンピュータ」としての機能を利用し、様々なサービスないしアプリを開発してやろう!……そういう試みが、つまりICOです。

その場合、そうやって創造されたサービスを駆動する燃料となるのが、ICOのトークンというわけです。

一般の投資家はICOに応募するためETHをプロモーターへ送ります。

ICOのプロモーターはそうやって資金調達したETHの一部を米ドルなどに換金します。

なぜなら開発費用を捻出しないといけないから。

その場合、(今後さらにETHが値下がりするといけないから、少し余計に売っておこうか?)と考え、前倒しでETHを処分するケースもあるでしょう。

いまETHの売りがだんだん雪だるま式に増えているのは正しくこのような理由からです。

次の問題としてアプリを駆動する際の「燃料」としてのトークンの存在です。

それが「燃料」である以上、燃料価格はアプリ全体の価値提案に影響します。

これはちょうどサウジアラビアが無限に原油価格を吊り上げられないのと同じような理屈です。もしガソリン代が高くなりすぎたら、みんなガソリン自動車に乗るのを止め、EVに鞍替えするというわけです。

最後の問題はICOプロモーターの利己的な「そろばん」の問題です。

すなわち自分の作ったサービスが普及し、トークンの価値が一番しなやかに伸びる瞬間に、「燃料」を十分に供給する必要から、プロモーターは手持ちのトークンを処分しなければいけないのです。

これは難しい投資用語で説明すると「Short convexity」という立場に他なりません。そういう言い方で分かりにくいなら、つまり「利益相反」ということです。

【お知らせ】
広瀬隆雄のnoteもよろしく。

お問い合わせはhiroset@contextualinvest.comまで。

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