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文科省医学部調査「速報」はなぜ全貌を明かさない?

共同代表を務める「東京医大等入試差別問題当事者と支援者の会」では、文科省の調査結果を踏まえて、以下のコメントを発表しました。

近々、受験当事者、保護者、弁護士、そして支援者で集まり、さらなる対応を検討したいと思っています。

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「文科省医学部調査「速報」はなぜ全貌を明かさない?」

文科省から昨日、先の医学部入試差別問題を受けて、全国の医学部医学科に対して行われた調査の「速報」が出ました。

「あくまで速報」とのことで、文科省は結果をホームページにすら記載していませんし(当ポスト発信時点)、公開する予定はないとのことでした。
全体の質問は、非常に単純な「はい」「いいえ」で答えるものがメインなので、それらはそのまま公表できるはずです。それをせずに追加調査を行う、というのはなぜでしょうか。

まずは早急に「速報」の、そしてさらに「全回答」のHP公開を、強く求めたいと思います。

その「速報」によれば、東京医大を除くすべての大学が「得点調整はしていない」と答えているにもかかわらず、6年の平均合格率で、女性にたいして男性が1.3倍を超える大学も少なからずありました。

平均で最高なのが順天堂大学の1.67倍、というのも、各所で報じられたインパクトのある数字でしたが、同大はこの6年の推移も1.5~1.9倍と男性の合格率が高く、平成30年度の倍率比は1.93と、女性のほぼ倍でした。同大はもちろん「得点調整はしていない」と回答している大学のひとつです。

同じ平成30年度では、日本大学の2.02倍というのも目立つ数字でした。
全体の6年平均では、男性の合格率が女性より高い大学は6割強でした。

また、おなじく明らかになったのは、全体の平均で、各性別、年齢階層ごとの合格率が、この6年間ほぼ固定されていること。

中でも見逃せないのは、「22歳以上」の受験者の合格率の低さです。
男性5~6%、女性4~5%と非常に低く、18、19歳の合格率、男性13~15%、女性は10~12%の半分以下でした。

当会では、このアンケート調査の不十分さをすでに指摘し、改善の申し入れをしていますが、この不十分なアンケートの、不十分な「速報」でさえわかるのは、女性受験者への差別はもちろんのこと、多浪受験者と呼ばれる(再受験者を含む)年齢の高い受験者に対する差別も、あからさまだということです。

「22歳以上」に該当する受験者は、例年2万人前後もいます。
いったん社会に出るなどした例を含めて、4年制の大学を卒業する年齢以降に医学部入試に挑戦する、志を持ったファイターが一定数いるということ。
その思いを踏みにじってはいけないと心から思います。

概要は、リンクの記事をごらんください。毎日新聞の記事は、年齢の高い受験者の合格率が低いことにも触れています。

https://mainichi.jp/articles/20180905/k00/00m/040/074000c

☆当事者とそのご家族からのお申し出やお問い合わせ、支援などに関わりたい方、取材などのご連絡は、下記メールにどうぞ。
【東京医大等入試差別問題当事者と支援者の会・連絡先】
kaese0802@gmail.com

☆当事者の負担を最小限にするために、ご寄付をいただければ幸いです。
【ご寄付の振込み先】
ゆうちょ銀行
支店 〇一八(ゼロイチハチ)
普通口座 9184065
東京医大等入試差別問題当事者と支援者の会

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