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カナダ中銀、金利据え置き 10月利上げ観測強まる

[オタワ 5日 ロイター] - カナダ銀行(中銀)は5日、政策金利を予想通りに1.50%に据え置いた。中銀はインフレ目標を達成するためには一段の利上げが必要になるとの認識を示し、来月の金融政策引き締め観測が強まった。

中銀はカナダ経済の回復に歩調を合わせ、2017年7月以降、4回の利上げを実施。インフレ目標は2%に維持している。

中銀は声明で「政策委員会は、インフレ目標の達成には利上げが正当化されるとの見解を示しているが、最近のデータでこうした見方が裏付けられている」とし、「入手されるデータに基づき、中銀は引き続き段階的なアプローチを取っていく」とした。

こうした文言は、利上げを決定した前回7月11日の政策委員会後の声明からほとんど変更はなかった。次回政策会合は10月24日に開かれる。

TD証券のシニア金利ストラテジストは「10月(利上げ)の可能性が残った」と話す。

カナダドルは対ドルで当初やや値上がりしたが、その後小幅安に転じた。

カナダのインフレ率は7月に年率3.0%と、約7年ぶりの水準に上昇。ただ中銀はガソリン価格の上昇の影響が薄れるにつれ、インフレ率は19年初頭には2%に向けて低下すると予想。「中銀が集計するコアインフレ率は2%近辺で底堅くなっており、ここしばらくの間、潜在力近辺で推移してきた経済と一致している」とした。

カナダ統計局が前週発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は年率換算で前期比2.9%増と、中銀予想の2.8%増を上回った。ただ中銀は、第3・四半期は主にエネルギー生産・輸出の変動を反映し経済成長率は一時的に鈍化すると予想。通商を巡る緊張の高まりも引き続き世界的な見通しに対する主要なリスクとの見方も示した。

また、同局がこの日発表した7月の対米貿易黒字は08年10月以来最大となった。

CIBCキャピタル・マーケッツのシニアエコノミストは「北米自由貿易協定(NAFTA)見直しを巡る不透明感を踏まえると、たとえ現時点の経済情勢が利上げを正当化するとしても、それを妥当とするのは困難だっただろう」と語った。

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